両手タピング

Joe Satriani 氏、本人の動画がありますので、参考にして下さい。
(削除されたら、見れませんのでご了承下さい)

<もう一回観る をクリックしても見れないときは、パソコンの「更新」をクリックするか、
動画画面をクリックすると、youtubeのサイトに飛びます。>




Joe Satriani - Midnight








演奏は、左手タップ(ハマオン)、右手タップだけです。(プルオフはありません)
上の動画では、ライヴヴァージョンのようでアレンジが入っていますが、
以下に示した譜面・タブは、アルバム「surfing with the alien」からです。


全体を3つのパート、イントロ、テーマ、エンディングと分けて練習します。
まずは、イントロからです。がはは。

タブを見て単にポジションを覚えるだけでなく、
コード進行や音符、譜面にある記号の意味を読み取ってください。

midnight(真夜中)の雰囲気を醸し出して、緩急を付けた演奏を心掛けて下さい。

また、コードに対応したポジションをしっかり覚えて、
両手のコンビネーションでのポジションチェンジがスムーズにいくように訓練してください。
そうすれば、コード進行を読み取るだけで両手が動くようになります。
そうなるように訓練および練習を積んで下さい。


最初は、ゆっくりとしたテンポで確実にやりましょう!
それでは、頑張ってね!







続いて、テーマの部分です。ひひひ!

曲を聴くと、スパニッシュ的な複雑なリズムのように聴こえますが、
リズムは、譜面を見るとお分かりのように、タンタタ タンタタ と云うようなリズムです。

一拍目頭は左手から、二拍目頭は右手、三拍目頭はまた左手から、そして四拍目頭は右手と
動作的にぎこちなく成り易いですから、
タンタタ タンタタ と云うリズムを頭に入れて練習して下さい。

また、サトリアーニ氏本人は、左手、6番線7fと4番線9fから始めていますが(譜面)
ワタシは、アコギで演奏するので、5番線2fと3番線4fから始めます。
(右手のポジションは同じです)このポジションの方が、窮屈にならず、
きれいな音が出やすいので5番線と3番線を使っています。

また、リズムも崩れず音色も綺麗にするには、やはり「指力」ゆびりょく が必要です。
右手のタップもそうですが、左手のタップ(ハマオン)もしっかりやらないと演奏になりません。
テンポも速いですから、指の筋力的にもタフさが必要です。(ワタシはアコギですから尚更です)



ここは、見せ場ですから、カッコよく、情熱的に真夜中の喧騒を表現して下さい。
(ある意味、真夜中における男女の愛(すけべ!)を表しているかもしれませんね。この曲!)


イントロ部分は、男女の出会い(真夜中の密会にしよう。不倫かもしれませんぞ)
テーマ部分は、メイク・ラヴです(ベットイン!)がはは。
そして、エンディングは、別れと云うには早すぎるなぁ! 愛の余韻かもしれません。

海賊には、愛が必要なんです。(なんのこっちゃ!)


それでは、頑張って下さい。







最後のパート、エンディングです。グヒヒ。

ここは、聴かせ場になります。愛の余韻なので(がはは。船長のすけべ!)
たっぷりと、一音一音感情を込めましょう。(より緩急を付けて)
そして、ドラマチックに幕を閉じて下さい。

一拍ごとにコードが変わるので、次のコードのポジションをしっかりイメージして、
遅れないように(まごつかないように)して下さい。
(まぁ、しかしこれは、訓練ですな!やるしかありません。)


それでは、ラストスパートです。頑張って下さい。






◇基本的な強弱記号
 ppp(ピアニッシシモ) きわめて弱く
 pp(ピアニッシモ) きわめて弱く
 p(ピアノ) 弱く
 mp(メゾ・ピアノ) やや弱く
 mf(メゾ・フォルテ) やや強く
 f(フォルテ) 強く
 ff(フォルティッシモ) きわめて強く
 fff(フォルティッシシモ) きわめて強く
(強弱は相対的なものです。)


◇速さをしだいに変化させる標語と記号
ritardando (rit.)(リタルダンド)だんだんおそく
accelerando (accel.)(アチェレランド)だんだんはやく

rallentando (rall.)(ラレンタンド)だんだんおそく
stringendo (string.)(ストリンジェンド)だんだんはやく


◇強さをしだいに変化させる標語と記号
crescend (cresc.)(クレッシェンド) だんだん強く
diminuendo (dim.)(ディミニュエンド) だんだん弱く
decrescendo (decresc.)(デクレッシェンド) だんだん弱く


poco  ポコ  少しの  (英語のlittle)
poco a poco  ポコ・ア・ポコ  少しずつ  (英語のlittle by little)

>   アクセント その音を強く
let ring  鳴らしっ放しにする。音を止めない。


   ----------*--------*----------*---------*----------


単にポジションを覚えて弾けるようになっただけでは、面白くありません。
この「midnight」をお手本にして、両手タピングでの演奏を少しでも自分のものにしましょう。

両手タピングの指使いは、左手「人差し指→中指(薬指)」の順ですね。
そして、右手は、「中指→人差し指」の順です。

やはりこれは、人の指の動きで、やり易い順番とそうでない順番がある訳で
一般的に、速く弾くには、この順番がやり易いです。


さて、Bmのコードのポジショニングから、両手とも一音下げれば、Amです。
Emのポジションも両手とも一音下げれば、Dmですね。
こんな風に、あちこち移動させて、別のコードの押さえ方を覚えるのもアイデアです。


また、例えば、Amで、つまり左手、6/ 5f(6番線5フレット)人差し指、5/7f 薬指
右手、2/10f 中指、4/10f 人差し指で、右手の変化を付けます。

つまり、左手はそのままのポジションで、右手が移動します。
( 2/10f、4/10f )から
( 2/12f、4/12f )
( 2/13f、4/14f )
( 2/12f、4/12f )
そして( 2/10f、4/10f )に戻ります。

( 2/9f、4/9f )も使えますね。

右手のポジションを、一拍ごとに移動させたり、一小節ごとにしたり、
色々、工夫して、自分がカッコイイと感じるフレーズを作れば良いのです。

いまの逆で、今度は、右手は同じで、左手のポジションを変化させても面白いです。


Bmのコードの構成音は、ルート(B)、サード(D)、5th(F#)の三つです。
6/7fはルート(B)、5/9fは5th(F#)、3/12fはサード(D)、2/12fはルート(B)です。

コードの低音部と高音部を、6、5、4弦と3、2、1弦に分けている感じですが
必ずしも、そうとは限りません。

例えば、Emで、左手(2/5f、1/7f)右手(1/12f、3/12f)
次に、Cで、左手(3/5f、2/5f)右手(1/8f、2/8f)
一音上がって、Dで、左手(3/7f、2/7f)右手(1/10f、2/10f)
そして、Em、左手(2/8f、3/9f)右手(1/12f、2/12f)

と云うように、3、2、1弦だけでもポジションは考えられます。

そして、まずは覚えたコードから簡単なコード進行を作り、実際弾いてみる事です。
和声理論も多少は必要ですが、海賊的には、最初はこのような考え方で良いと思います。

大事な事は、一つ覚えたら、そこから発展させるよう、創意工夫です。
また、深く研究するには、理論を勉強することも大切ですよ。

しかし、常識にとらわれてはいけません。我々は、海賊ですから!がはは。

楽しくやりましょう!



---------------------- ロックギター ぱく船長 ------------------------


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