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-------- ロックギター ぱく船長 -------

ぱく船長の航海(公開)後悔日誌!

2008年3月31日 (月) 日本語脳
 『西洋の音は直線的で単に素材に過ぎない。東洋の音は曲線的でそれだけで命を持っている。』

 うなずける言葉であります。この言葉は現代音楽の作曲家、ユン・イサン 氏(1917年韓国、統営(トンヨン)生まれ、1995年ベルリンにて死去)の言葉です。音楽として考えると、例えば、西洋楽器であるピアノの鍵盤をひとつ叩いてみても、その音、それ自体は意味を成しません。しかし、日本の伝統楽器の篳篥(ひちりき)(竹に漆を塗った縦笛)などの一音だけでも、何かしらの意味合い(風流)を感じたりします。

 なので、西洋の音楽は素材(音)を集めて初めて音楽となる訳で、譜面的に云えば、音を縦に集めればコード(和音)ですし、横につなげればメロディとなります。(リズムの中にある、ビートと云う要素は西洋音楽には基本的にありません)(ビートはアフリカ系民族が持つリズム感ですから)オンビート、オフビートと云う呼び方は20世紀初頭、黒人が音楽をやるようになって云うようになりました。
 
 ユン・イサン 氏は東洋人なのでそのように考えた訳ですが、一方、西洋人はどうでしょう?理解する人はそう多くはないでしょう。音の解釈が違うからです。音の解釈とは、西洋人は右脳で音を処理します。東洋人、いえ、日本人、いや、日本語脳を持つ者は左脳で音を処理します。ユン・イサン 氏は日本語がペラペラだったそうです。

 「ピリ〜オーボエのための」ユン・イサン作曲 (オーボエ独奏)ハインツ・ホリガー (10分55秒)
       <日本コロムビア DENON COCO−85026>
 オーボエ独奏のこの曲は、実に面白いです。抽象的な音の羅列がまさに命と感じられる曲線であります。

    
 さて、ユン・イサン 氏の言葉は音(音楽)を考えるひとつの呪文のようです。以下は「リズム編」で書く内容の一部ですが、脳の機能から、リズムを考えて行きたいと思います。(まずは、ここから・・・)

 --- 右脳(アナログ脳)・左脳(デジタル脳)---

 一般に左脳では、言語、概念、論理的思考などをつかさどり(デジタル脳)、その成長は20代でピークを迎えると言われています。それに対し右脳はイメージ(空間認識)、絵画、図形、音楽、ひらめき、感情などをつかさどり(アナログ脳)、中高年になってもその働きを活性化させることができると言われています。

 音を聴くと云うのは、空間(振動・響き、波動・残響)を聴くことです。広がりのイメージなんです。三次元の音(アナログ)なんです。だから本来右脳で処理するんです。それに対して、我々は左脳で処理してしまうことによって二次元の音にして聴いてしまう。平面として音をデジタル化(概念)として聴いてしまいます。

 日本語の発音は、基本的に子音は勿論のこと、母音までもがデジタルに処理出来てしまいます。と云うか、母音をアナログに処理する必要が無いんです。
「あ」は「あ」でしかない。「い」、「う」、「え」、「お」もそうです。
方言での「なまり」はあってもやはり「あ」は「あ」でしかないんです。

逆に英語なんかでは、母音は複雑です。「あ」に聞こえる音でも
「cut」の「u」の音をあらわす[۸]、「cat」の「a [æ] 」
「father」の「a[a:]」、「now] の「o [au] 」
 

 これらは、デジタルに左脳では処理出来ません。つまり右脳でしか処理出来ないんです。云い換えれば日本語はデジタル的言語、その他はアナログ的言語です。それだけ、日本語と云うのは特殊なんです。ですから日本人の脳(日本語脳)では、日本語を使っているうちに、本来右脳で処理しなければならない音楽(音)のパターンでも左脳で処理するように機能が変化してしまい、音楽(音)を上手に聞くことができません。

 洋楽は右脳、アナログに捉えないといけません。(邦楽は左脳ですけど)日本人の脳(日本語脳)はデジタルに左脳で音を捉えてしまうので、リズムに於いても音楽全体の流れが無くなり、リズムを分離した音の羅列としか感じられなくなります。結果、いわゆるリズム感が無いとなってしまうんです。

 リズムは一連の音の塊りとして捉えなければなりません。音としてのパターン認識、音としての空間認識が必要になります。なんだか、難しくなって来ましたが、ゲリラ的、いや海賊的にリズムの訓練を考えます。それは、簡単に云うと、まずはリズムを動作のスタイルとして捉える。動きのイメージで見るんです。

リズムを動作としてイメージする事です。(ますます分からなくなりましたか?)



さてお開きにしましょう。読んでくれてありがとう!


まだストーブが手放せません。風邪ひくなよ!歯磨いとけ!
では、ごきげんよう。
  
 
2008年3月30日 (日) Always With Me, Always With You
 この春の時期、なんとなく聴きたくなる曲があります。JOE SATRIANIのアルバム「Surfing with the Alien」の4曲目、"Always With Me, Always With You"です。なぜかしら、春のイメージです。この時期に初めて聴いたからでしょうか。

 この曲のリズムは八分の六拍子で、曲想もゆったりしています。勿論テンポもゆっくりですが、楽曲自体のモチーフがゆったりなんです。八分の六拍子のリズムは、最近のロックではあまり聴きなれないリズムですが、四分の三拍子のように3拍子で捉えるのではなく、大きく二拍子で聴くと楽しいです。

四拍目にクラップハンドが使われています。そのクラップにノルと気持ちが良いです。あまりにも気持ちが良いので、つい聴きながらウトウトと眠ってしまいそうになります。Tappingフレーズも美しいですし、速弾きパートもスリリングです。ただ、コーダ(Coda)から唐突に最初のテーマに戻るので、ちょっと笑ってしまいます。


6/8拍子を考えると、「1小節内に8分音符が6つのリズム」ということになります。
3/4拍子は、「1小節内に4分音符が3つのリズム」です。
3/4拍子との違いは、アクセントを付ける位置が違っています。

これは両方とも3拍子(3つノリ)の仲間ですが、大きな違いは「強拍部分」にあります。

2小節のパターンで考えると以下のようになります。
『』が強、「」が中、カッコなしが弱です。

3/4拍子 |『1』、2、3|『1』、2、3|
6/8拍子 |「1」、2、3、『4』、5、6|「1」、2、3、『4』、5、6|

3/4拍子はまさに3拍子ですが、6/8拍子は2拍子の感覚に近くなります。


JOE SATRIANIをラジオで初めて聴いた時のショックは、今でも忘れません。ショックと云うのは、その音色でした。アンプからのライン録りそのままのような音色に、この"Always With Me, Always With You"もそうですが、「あぁ、ギターの音色なんて、何でもいいんだ!」まずは、表現力!なんだ。と感じたものです。今、聴くとライン録りそのままの音色と云った感じでもありませんが、当時は驚きでした。

SATRIANIの「MIDNIGHT」をアコースティックギターでやるのもグーです。
21フレットの音は省略しますが、両手のTappingなので見た目、カッコいいです。


さて、お開きとしましょう。読んでくれてありがとう!



お花見したいね。風邪ひくなよ!メシ食ったかぁ?
では、ごきげんよう。
  
  
2008年3月29日 (土) 一周忌
 成毛 滋 氏に、今日の空白のページを捧げます。






























あえてここでは、ワタシのプロフィールのページは、ご案内を致しませんが、
成毛 滋 氏の写真の掲載を奥様より許可を頂き、載せております。
(撮影はワタシですが、肖像権のため許可が必要ですので)
初めてお会いした時、生意気にもポーズの注文をして撮影したものです。
合わせて、ワタシの若かりし頃の写真もございます。よろしければ、どうぞ!
2008年3月28日 (金) 求道者
 音楽を聴くと、ついリズムは、何かな?ギターは?それぞれのパート(楽器)のフレーズを追っかけてしまいます。「そんな聴き方をしないで、もっと音楽自体を楽しみなさい!疲れてしまうでしょ。」などと仰る方もいますが、ワタシは音楽家です。お金を稼ぐ(プロ)、稼がない(アマチュア)の区別ではなく音楽家です。演奏家です。音楽を聴かせる側です。それがワタシにとって当たり前なのです。プロミュージシャンと呼ばれるからプロ意識があって、アマチュアミュージシャンだから適当で良いとは思いません。プロ意識ですから、意識の持ちようです。プロ、アマ関係ないです。

 「プロフェッショナル。」とても曖昧な言葉ではありますが、その道に於ける「求道者」の意味と考えております。ワタシの考えと完全に二分する意見をお持ちの方もおられるでしょうが、音楽を追及することは、ワタシにとっては生きることそのものです。一秒たりとも心臓を止めることは出来ません。常に24時間音楽の中にあって考えるものです。日常です。そして、それがとても楽しいのです。嬉しいのです。だから音楽家なのです。そしていかなる道も厳しいのです。すべての道に「プロフェッショナル」が必要です。甘えた考えでは、サラリーマンでもリストラの嵐です。


 彼から音楽の本質を学びました。出会えた事を心から感謝致します。
 彼もまた、「求道者」であったと・・・。



読んでくれてありがとう!

 
風邪引くな。前を向いて歩こう!笑顔でね。
では、ごきげんよう。

 
2008年3月27日 (木) 桜見
 夜桜見物が宜しいかと。ワタシなどは、一人でブラブラと公園の桜を眺め、歩いて20分程度の場所にある地下の小さなバーに参ります。常連と云われる程、通う店ではありませんが、ワタシのシャレが分かって貰えそうなので、気が向くとカウンターに居ります。長居は致しません。ドライ・マティーニを注文して、二口、三口。じゃぁ!と云って帰ります。お店にとっては全く金にならない客です。(飲み足らなければ、次の店です)


 そうしてまた、夜道をブラブラと桜を眺めながら、少しづつ回ってくる酔いに身体をゆだねて。平和でございますなぁ。150万枚は売れそうな曲が、次々と浮かんで参ります。(いや200万枚は間違いない)ですが、クルマを避けた拍子にすっかり忘れてしまうものです。がはは。


 マティーニは普通、ミキシンググラスに入れてステアするものですが、シェイクをオーダーするのも、また一興かと。(これがシャレっ気ですね)(理解されないバーテンダーもおりますが)ギブソンと云うカクテルを注文するときもありますが、デコレーションのパールオニオンをかじりながら、(マティーニに入っているオリーブも食べて良いのです)ジンの喉越しを楽しむのもよろしい。



今日は、ここでお開きとしましょう。
読んでくれてありがとう!

カクテルは奥が深いです。
紳士の飲み物と呼ばれます。え!だったら飲むな!って、当たり。ヒヒヒ。


風邪引くな!ストレスは溜めない!笑顔です。飲み過ぎに注意!
では、ごきげんよう。
2008年3月26日 (水) ストリートライヴ 3
訓練編を総論と実践のふたつに分けました。
総論については近日アップの予定ですが、予定は未定と云うことで。
どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

では、続きをラストまで。(驚きの結末です)



 「おー!なんかやれよ!」ぞろぞろと目の前にやって来ます。嫌な酔っ払い達です。しかも、近くにあったベンチをガリガリと引っ張って来て、目の前3メートルほどのところに陣取るではありませんか。駄目だぁ!最悪。相棒と目が合います。彼の目は、やっぱり早く帰れば良かったじゃんと云っています。しかし、ここで逃げては男が廃る!ファイトー一発です。

 どうせ酔っ払いのおっさん連中ですから、気にしません。こちらは高飛車に出ます。「おーおまえら。ちゃんと拍手しろ!じゃねーとやらねーからな。いいかぁ。」「はーい。」以外と素直です。「じゃぁ、ちゃんと聴いてろ!拍手!!」わ〜と奇声を発しながら連中は拍手をします。まずは、テンポのいいロックンロールです。3つのコードの循環で、相棒と目くばせしながら演奏します。間奏では彼がソロを取ります。じっとして聴いている連中に向かって「手拍子ぐらいしろ。てめーら!ノリが悪いなぁ〜。次、いくぞー!」また、わ〜と奇声を発しながら連中は拍手をします。連中の手拍子に乗ってどんどん演奏は進みます。(盛り上がって来ました)

 
 「もっとちゃんとしたのやってよ!」酔っ払いのくせに生意気にもリクエストです。「ストーンズやってよ!」なにー!いきなりストーンズかい。「出来ません。」「なんだぁ。じゃ、ビートルズ。」「今日はやらない!」じゃ、あれやってよ。これやってよ。と奴らの口から、外国のバンドやミュージシャンの名前がポンポンと出て来ます。いい加減にしろ!「じゃぁ、ボブディランやります。」「ディランいいね〜」”風に吹かれて”を歌い始めると、連中も一緒になって歌い出します。そのうち大合唱です。真夜中の商店街に全員の声がこだまします。しかしノリのいい連中です。手拍子もサマになっています。(なんだこいつら)


 しばしワタシのトークを交え「じゃぁ、次は」と云ったら「人の曲やったら駄目なんだよ。著作権があるからさぁ。」散々あれやれ、これやれと歌わせておいて、著作権だとー!「オリジナルやれよ。オリジナル!」しかし、なんだ?この連中!?やけに音楽、詳しいではありませんか。身なりは小汚いおっさん連中なんだけど。

 「じゃぁ、自分の曲やるよ。いいかい、ちゃんと聴けよ。手拍子!」アップテンポの曲に連中の手拍子が乗ります。歌い終わると、「いい声してるよ。」「ギターもうまいね。」「でも、さっきのところはもう少し盛り上げた方がいいじゃない?」「そうそう、転調させてもいいよね。」こらこら!君達勝手にワタシの歌を批評するんじゃありません。しかも本人の目の前。「じゃぁ、次はバラードやってよ。」まだリクエストするんかい! 歌ってやろうじゃありませんか。


 そんなこんなで、45分はやったでしょうか。時計の針は1時を指しています。じゃぁ、今日はここまで!また来いよ!と連中に言い放ち、ギターをケースに仕舞います。律儀にもベンチを元に戻して、彼らはまたぞろぞろと歩いて行きます。連中のうちスーツを着た若いお兄さんがワタシのところへ駆け寄って来ます。「あの方たちもミュージシャンですから、あなたも頑張って下さい。」と財布から千円札を一枚。「えっ!ミュージシャン?」彼らを目で追うと、駅前のホテルに入って行きます。貰った千円は相棒と500円ずつ山分けをしました。ストリートで貰った初めてのギャラです。しかし、ミュージシャン?気になります。

 翌日、連中が入って行ったホテルに電話をすると、確かにミュージシャンが宿泊していました。アオイ企画(正確な漢字が分かりません)さんでの予約だそうで、矢沢永吉さんのバックバンドの方達だそうです。矢沢永吉さん本人は金沢のホテルだったそうで、バンドの人たちだけが泊まったと云う話でした。




 ガーン!!!!!とんだご無礼を。「この野郎、ノリが悪いぞ!」とか、「ばかやろう、手拍子ぐらいやれ!」とか、生意気云って、ごめんね!(いまさら謝っても・・・。)どうぞご勘弁を!お許しくだされ。がはは。
 
 


さて、お開きです。これからは謙虚に生きて行きます。ヒヒヒ。
読んでくれてありがとう!

地元では、ストリートライヴもワタシが最初です。(パイオニアです)


宿題やったか?たまには運動を。ワタシも春休みが欲しい!
では、ごきげんよう。
2008年3月25日 (火) ストリートライヴ 2
 23、4才の頃だったと記憶しておりますが、路上でライヴをやる連中が東京にはいるらしい。原宿のホコテンは知っておりましたが、そうではなく道端で演奏するらしい。すると空き缶を置いておくとお金が貰えるそうだ。これは、面白い。やらねば! とは云ってもその頃、ワタシの田舎では仲間に声を掛けても誰もやろうとしません。そんな恥ずかしいだろ。カッコ悪いし。(べらんめ〜、ミュージシャンなんてもんは、元々カッコ悪いに決まってるんだい。まともな奴は音楽なんてやりませんよーだ  *追記、訂正せずにお詫び。暴言を吐いてしまいました。関係者の方々には多大なるご迷惑をお掛け致しました。へへへ)それで一人でやろうと決心しましたが、やっぱり一人では〜。(根性なし!がはは)でもやりましたよ。一人で。土曜日の夜に。駅前で。人がいなくなるのを待って!(がはは。意味ないじゃん!だって〜恥ずかしいんだもん)一人ですもの。


 「いやー、この前は凄かった!夜中だと云うのに凄い人でさ。」バンドのギターの奴に得意気に話します。勿論うそです!ヘヘヘ。「お金は貰えなかったけど楽しかったぜ。」当然うそです。彼は興味深々です。「こんどの土曜の夜、一緒にやる?アコースティック二本でさ。」「やる!!」がはは。見事陥落!船長は詐欺師でもあります。(それも天才的)


 「なぁ!誰もいないじゃん。」「おかしいなぁ。この前はいたんだけど・・・」嘘八百です。駅前と云えど土曜の夜10時も過ぎれば、誰もいません。(知ってたよー!)たまにサラリーマンのおっちゃん達が歩いて来ても、立ち止まって聴くようなことはありません。(なんだてめーら、バカか!)と云うとても暖かい視線を拍手代わりに頂いて、まるで捨てられた子犬のように二人は並んでしょぼくれるのでありました。


 「もう、帰ろう。」「まだまだ、これから!誰もいなくてもいいじゃん、練習だと思えばさ」今日は二人だから強気です。気が付くと真夜中12時を回っていました。通りの向こう、バス亭の方から騒がしい団体がやって来ます。繁華街で一杯やってほろ酔い気分の連中ですか?7、8人はいます。やだなぁ。変に絡まれたらどうしよう!どんどん近づいて来ます。やっぱり酔っ払いの集団です。ここはギターを弾かず、奴らをやり過ごそう!気が付かない振りをしよう。

 こっちに来るんじゃねー!駄目だー!あぁー!奴らがぁー!目の前にー!!




さて、二人の運命やいかに。 読んでくれてありがとう!
(こらー、一気に読ませろ!どうせまた大したことじゃないんだろ!)
(あたり!がはは。じらしもSMプレイのテクニック、腕を上げたね!船長)



サクラは咲いたか?桜餅は美味しいぞ!オレンジを箱ごと買いました(20k)
では、ごきげんよう。
2008年3月24日 (月) ストリートライヴ
 今では、ストリートミュージシャンなどと呼ばれて、アマチュアの方が路上で演奏をすることはあたりまえになっています。都会では特にそうでしょう。でも20数年前はそんなことはなかったです。外でやるなんて恥ずかしい。(違うか!)学生の頃ワタシなどは場所として喫茶店を借りたり、一度結婚式場を借りてコンサートをやったりしました。その時は、会場費も高く音響費用もなく、さりとてチケット代を高くすれば誰も来ない!さて、どうしよう!?地元の大きなレコード店の社長に直接会いに行きました。「僕たち、コンサートがやりたいんですが、お金がなくて困っています。どうか協力して下さい」と頭を下げました。自分達の計画を話して、会場費はこのくらいで音響はこのくらい費用が掛かり、チケットの裏に店の広告を入れますから、お金を出して下さいと。具体的なプランを説明して納得して頂かねば!!

 黙って聞いていた社長は、「費用を全部うちが出せと云うのかい?」「いえ、チケット代の収入も見込めますから、だいたいこのくらいで・・・。」予算を見せると、「いいだろ!しっかり宣伝してくれよ!」「あっ、それならコンサートの最後で、来てくれた人達の中から抽選で何人かの人に、レコードの引き換え券をプレゼントしてはどうですか?そうすればお店の宣伝もばっちりですし、僕たちも今日のコンサートはお店の協力で出来ましたとちゃんと云うことが出来ます。」「まだ、金を出せと云うのか!」「いえ、そうすればお店のイメージアップにもつながりますし、もらった人がみんな引き換えに来るとは限りません。」がはは、まんまと!おっとそうじゃない。有り難いことに協力して頂いたのです。

 当時、アマチュアのフォークコンサートは、チケット代と云ったら50円から100円程度でした。それをわざと150円にして、友人らから高いと云われながらもなんとか手売りで120枚売りました。地元のAMラジオ制作の深夜番組でワタシのオリジナルの曲が5週連続で放送されていたりもして(アマチュアの曲が放送されるのは、地元ではワタシが最初です。ちょっと自慢!大いに自慢!がはは)17才でした。まぁ、そんな時代です。

 当日は80数名の観客でした。大いに盛り上がりましたな。ラジオのDJの方(女性)も見に来る予定でしたが、都合で来れなくて(彼氏とデート?いいえ、仕事が入ったそうです)代わりにお手紙を頂戴致しました。それで手紙の内容をステージで披露した覚えがあります。

 ステージも楽しいですが、終ったあと、仲間みんなで打ち上げをするのも楽しいですね。実はこの時、会場費や音響費を値切りに値切って、相当お金が余ったのです。打ち上げ用のお金を除いて、残りをバンドのみんなと頭割りすると、なんと一万円近くのギャラになりました。ギャラが出たから「もう、俺達プロだな!!」なんて云いあったりしてね。子供です。ヒヒヒ。



タイトルと話がずれたか?いいえ、明日に持ち越しでーす。
読んでくれてありがとう!
明日は、びっくり、とても面白いです。



風邪引くなよ!宿題やっとけ!やっぱり笑顔です。
では、ごきげんよう。
2008年3月23日 (日) 笑顔
 仕事と云えば、健康ランドとかのステージが多かったのでございますが、それはそれで楽しい思い出がございます。(船長は下品だとのもっぱらの噂ですから、少しはお上品に)おほほ。で!何の話でしたっけ。そうそう、健康ランドでございますね。関西のとある健康ランドのお昼の歌謡ショーでございました。日曜日の2時からのステージでございました、でございましたのよ。(お上品でしょ)
がはは!(笑い方、下品だっつーの)

 お客様は、お風呂にお入りになり浴衣姿でございます。大広間で長テーブルに胡坐をかいてうどんやお蕎麦、お寿司、おせんにキャラメルなどをほおばっております。そして男女300人の大入り満員でございます。(もちろん、ワタシを見に来たわけではありません。なぜなら、ワタシのような三流音楽家は、ポスターさえもありませんから)(これが現実、この事実!がはは。下品だっつーの!)大広間の正面には、高さ20センチほどのステージがございます。奥行き3メートル程でございますか。いかした照明などございません。すべて蛍光灯なんです。大広間全体も、まばゆいばかりの蛍光灯でございました。


 それでは、歌って頂きましょー!支配人が司会を務めます。パラパラと僅かばかりの拍手を受けて舞台袖から、出て行きます。出る瞬間、自分でも予想もしない行動に・・・。アコースティックギターのストラップを外して、ギターを床に引きずってゆっくりと出て行ったのでございます。(自分でもビックリです。ほんと)お客様は少しざわついています。真ん中のマイクの前を通り過ぎ、向こうの袖まで行ってしまいました。すると、さすが関西人の支配人。「こらー!何処行くねん。ギターをひくっちゅうても、意味がちゃうやろ!」ワタシのとっさのアドリブをちゃんと受けて、ツッコミを入れてくれました。お客様は大爆笑です。ワタシは頭を掻きながら、すいません。すいません。のポーズで、マイクに向かいます。そこでも大爆笑です。もう、つかみはオッケーです。ワタシが何をやってもお客様は大爆笑なのです。もちろん、歌もうたいましたが、おバカな話でみなさん大笑いです。拍手喝さいです。


 あのね。笑顔って、顔をまるくするんですよ。初めて知りました。300人のまんまるの笑顔、おっちゃん、おばちゃんのまんまるの笑顔、忘れられません!楽しそうに無邪気に笑う顔と云ったら、素晴らしいです。ほんとみなさん、顔がまんまるで、見ているワタシがびっくりしたほどです。なぜ、みんなまあるい顔なんだろうって。


 ほんと笑顔って素敵ですね!素晴らしい体験が出来ました。お客様に感謝致します。でもね、ステージ降りたら、支配人から、こっぴどく叱られました。「ビックリするやんかぁ!するならするで、先に云っといてくれんと。」ワタシも知らなかったんです!!突然のことで・・・。がはは!



さて、お開きです。読んでくれてありがとう!



明日は月曜日、頑張ろう!歯磨けよ!忘れ物するな!勿論、笑顔!
では、ごきげんよう。
2008年3月22日 (土) 卒業シーズン
 小学校の卒業式で好きな女の子に生まれて初めてのラヴレターを書いて渡しました。ドキドキしましたなぁ。ずっと片思いでした。学区が違うと云うので、わたしは一中、彼女は二中になるそうです。これで彼女ともお別れなんだなぁと思うと悲しく、寂しい気持ちになったものです。切ないですなぁ。12才の少年のこころは張り裂けんばかりです。今、こうして海賊になっているとはユメユメ思いません!ひとりデッキに佇み、涙を流しているところであります。(感動的なシーンです)卒業と云う、人生の節目において、人は成長するのであります。

 成長を遂げたワタシは、中学の入学式に臨みます。詰襟の学生服を着たときは、もうこれで自分はオトナなんだと自覚したものです。(それくらい立派なお姿で、眩しく輝いておりました。キラキラ星三つです)

 中学校の肛門をまさぐると(ん!失礼しました。どうしても下品な表現になってしまうのは、なぜ?)校門をくぐって、学生玄関のところに行くと、彼女によく似た女の子が立っています。ワタシの好きだった彼女は、二中のはずですから居る訳もありません。他人の空似とは良く云ったものです。その彼女の前を通り過ぎようとしたら、船長君!と声を掛けられました。 わっ!!!!驚きのあまり言葉が出ません。(代わりにおしっこがちびり出ました)(やっぱり下品な表現になってしまうのは、なぜ?2)彼女です。本人です。

 「お手紙ありがと。」ガーン!!!(読んだんかいなあー)(そりゃ読むわさ)赤っ恥をかきました。彼女は二中に行くともっぱらの噂でしたから、最後のお別れにと手紙を書いたのです。おのおの方、噂など決して信じてはなりませぬぞ。船長のようにドつぼにはまります。ずっと片思いだったことや、これからお互いそれぞれの中学で頑張って行こう!などと原稿用紙にすれば8652枚分の愛の結晶だったのです。(大袈裟な!)(あー。恥ずかし!)

 「同じクラスになるみたいよ。」ガーン!!!2。なんと、同じクラスです。もう完全に白旗降伏です。ワタシのこころの内を知られてしまった負い目は、この一年間拭い去ることは出来ないのです。縄で縛られて蝋燭を垂らされた方がまだマシです。(例えが違うでしょ!)

 そうして、彼女の目を見ることなく、一年を過ごしたのでありました。
(おとこって弱い生き物なのね)



あ〜!お開きお開き。読んでくれてありがとう!
船長に励ましのお便りを!!



泣いて暮らすも一年。笑って暮らすも一年!笑ってしまおう!風邪引くなよ!
では、ごきげんよう。
2008年3月21日 (金) カラオケ
 四月になれば花見のシーズンですか。夜桜見物もよろしいかと。最近は殆んど飲みにも行きませんが、10年程前はよく飲みに出歩いたものです。カラオケはあまり好きではありませんが、ほろ酔い気分の余興で、歌ったりします。昔のフォークソングは勿論のこと、やはりカッコよく、ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)などを・・・。「Livin' On A Prayer」「You Give Love A Bad Name」極めつけは「ALWAYS」ですなぁ。

 行きつけのスナックで、気が付くといつも同じ男性がカウンターにいます。よく来る人なんだなぁと思っていたら、何のことはない、ワタシが来たらすぐに電話をして欲しいとママに頼んでいたそうな。どうも!と挨拶をされても、んー、なんだか照れると云うか、困ったなぁ。ワタシの歌を聴きたくてわざわざ来るそうです。ねっ。こう云うお人が全国に7580万人ぐらい居れば、少しはお金持ちになれたかもしれません。がはは。

 ずっと昔、知り合いの人に連れられて初めて行ったスナックでは、つい思いっきり歌ったら完全にしらけた。帰りたくなりました。だって、他のお客は知らぬ振りで、当然拍手はありません。なんとお店の女の子たちまでもが、ポカーンとして拍手すら忘れています。やだやだ!やっぱりカラオケは好きじゃないです。スナックではマジに歌うものではありません。

 でもね、「Livin' On A Prayer」を完全に歌えるまでに、半年掛かりましたよ。振り付けも入れてですが。ヒヒヒ。発音もジョンのニュージャージーなまりを覚えるのに苦労しました。まず聴くだけで一ヶ月。一日一時間。10回聴いたとして一ヶ月で300回くらい。次の一ヶ月は同様に一時間、聴きながら発音チェック。300回。次の一ヶ月で聴きながら軽く口ずさみ、300回。そして次の一ヶ月でCDに合わせて歌の練習、300回。五ヶ月目から完全歌い込みです。振り付けは「ライヴ・フロム・ロンドン」のビデオを見て全くおんなじ動きを真似るんです。ジョンと同じようなデニムのジャケットを着て。がはは。完全に仕上がるまで都合半年です。これくらいは当たり前です。この程度で普通だと思って下さい。軽く1000回は聴きますよね。日本の曲だと二、三ヶ月ですが。ギターだっておんなじですよね。みなさん!?

 「ALWAYS」にいたっては、一人でカラオケボックスに行って、3時間、「ALWAYS」のみ歌うのです。休憩なしで、ずっと。ボリュームを目一杯上げて、外に聞こえるように(いやらしい性格!)するとだんだんドアの前に人だかりが出来て(観客です)ガラス窓からみんな、のぞいているのです。がはは。(いやらしい性格 2!)お金取らないだけマシでしょ。(いやらしい性格 3!)何度か行くうちにその店のカラオケランキングを見たら、なんと「ALWAYS」が4位でした。(誰が歌うの?あんたでしょ。いやらしい性格 4!)


いやらしい船長でした。ごめんね、、、。読んでくれてありがとう!
あっ、高橋真梨子の「ごめんね・・・」もレパートリーです。半音下げますけど。
CD掛けて、スピーカーの前で歌っていてピッチが完全に合うとウワーっと声と声が共鳴するの知ってた?


お腹冷やすな!しっかりメシ食えよ!笑顔でね!
では、ごきげんよう。
2008年3月20日 (木) 春分の日
 学生最初のコンパの話です。ん!春分の日と関係ないなぁー!では、「お墓参りに行きましょう!」ご先祖様を大切に致しましょう。

 はい、コンパの話です。あっ、そうだ。ゲストブックにコメントの返信を書こうとしても、「申し訳ありませんが、このホームページはしばらくの間使えなくなっています。利用しようとしているホームページは混雑しています。しばらくたってからお試しください。ご不明な点があれば、ヘルプをご覧のうえ、お問い合わせください。 」だって。そんなことありえません!もしかして船長が海賊ってばれたかな!?そのうちページ全部が削除されるかも、みんなー!ページ保存するべし!明日には消えているかもよ〜!がはは(笑いごとではありまっしぇーん!)

 コメントの返信は、もう書いてありますから、混雑解消になり次第、返信書き込みまーす!待ってて下さい。(追記、やっと書き込みが出来ました。ワタシのPCの具合が悪かったみたいです。オンボロだから。ははは)


 学生最初のコンパで男子38名、女子42名、計80名という伝説のコンパを仕切ったことがあります。当然、80人のコンパは、今だ破られていない記録だそうです!(伝説だもん)大学生になったら「コンパ」というものをやらねばならないと勝手に思い込んで、はじめは数人の筈が、「コンパやるんだって?で、そのコンパとやらは一体なに?」と聞かれ「うん!良くは分からないけど女の子との飲み会みたいなものじゃない?」と答えていたら、(自分もよく判っていない)クラス40名中、女子2名を除く36名が名乗りを上げ、後の2名を除け者にするのは可哀想だから結局クラス男子全員38名になってしまいました。こりゃ、困った!

 それで相手の女の子なんですが、短大の一年生でしたが、わたしは何もコネがないので電話帳で短大の寮を調べて(当時は電話帳に電話番号が載っていたんです)ちょうど電話に出た一年生の女の子を口説いたんです。彼女らも大学生になったらコンパが出来ると思っていたらしく、でもどこからもお誘いがなくてそれで自分たちとやることになったんです。

 悪いんだけど、38人になっちゃって・・・お願い! いいわよ!じゃ集めてみるわ。で、結局女子42人(え〜!シンジラレナ〜イ!)

 土曜日の6時過ぎ、とある会館の大会議室を借りて総勢80名の大コンパでした。壮観でしたね。午前の講義は準備でサボリましたが、でもみんなが快く代返をしてくれました。(当然!)男子3000円、女子1500円でしたっけ。(昔の話です)酒屋に連絡してお酒運んで貰ったり、(酒屋もビックリ、一体何人?って聞かれたデス)つまみの買出しに行ったり(大変!80人分だもん)氷屋の氷は高いので(コンビニは無い時代ですね)自分ちで氷を作り一升炊きの炊飯ジャーに入れて持って行ったり(おバカですね〜)男女それぞれが固まらないように互い違いの席になるようクジを作ったり今みたいに王様ゲームなんてありませんから、色々なゲームを考えて全員が楽しめるようにと苦労しましたね。しらけてる奴には積極的に声を掛けゲームに参加させて、女子たちにも話題を振って!

 でも、ただ飲んで騒いでの楽しいコンパです。エッチなことはひとつもありませんでした。(残念!)(実は二次会というものを知らなくて、9時過ぎには完全に解散!でした)

 しかし、このコンパの評判は良く、女子からもお誘いを受けるようになって、そして卒業までコンパに明け暮れる毎日なのでした。(勉強しろっつーの!)


今日は、軽く、ライトに迫ってみました。読んでくれてありがとう!



もうすぐ花見じゃ!勉強しろよ!風邪ひくな!
では、ごきげんよう。
2008年3月19日 (水) 皿洗い 3
驚いたー!文字制限があったのね。(当然か)
いい気になって、ずらずら書いたらいけませんねー!
では、残り僅か、続きです。



 ステージが終った余韻がまだ身体の中に熱を持って、未だ冷めずと云った感じです。しかもベンツに乗った興奮もあって、ワタシは普段より饒舌になっていました。昨日のコンパの話や、大学の講義の時の代返の仕方や風変わりな教授たちの話とか、皿洗いがこんなに楽しいものだとは知らなかったとか・・・。社長も奥様もゲラゲラ笑って、あまりに可笑しいので社長は運転が出来ないと云ってまた笑い。奥様はお腹がよじれて痛い、痛い!こんなに笑ったことはないわ!と云ってまた笑う!当の本人はそれ程面白いことは云ってないつもりなのだが、社長から、分かった。もういい。喋らんでいい!運転が出来んだろ。と釘を刺されて黙ることにしました。

 これからもずっとバイトやらんか!帰りは送ってやるから。社長の有りがたいお言葉です。でも勉強がありますからとやんわりお断りしました。卒業したらうちに来ないか?県内に三店舗を構えるレストランチェーンです。飲食業は嫌いではありませんでしたが、音楽の道に進むか、もしくは科学者になりたかったので、それもお断りしました。・・・一日だけの皿洗い。面白かったなぁ!

 ロックスピリットは、いつだって、何処にいても、何をしても、ステージの上だけじゃないんです。いや、毎日の生活そのものが、ロックステージなんです!ロック(生きる)って面白いなぁー!そして、みなさんがロックスターなんです。



社長に誘われた時、後から考えてみれば凄いことだったんだなと!
嘘みたいな話に聞こえるかもしれませんが、全部実話です。

さて、お開きです。長々とお付き合い、読んでくれてありがとう!


三寒四温、風邪引くな!笑いましょう!宿題やったか?
では、ごきげんよう。
2008年3月18日 (火) 皿洗い 2
 しかし、どうも調子が出ません。二日酔いの頭で考えます。たかが皿洗いされど皿洗いです。もっと良い方法はないものか?お皿を割らないようにとビクビクしていたのでは手早く出来ません。グラスだってそうです。ゴム手袋はお皿の感触が分からないので止めよう。スポンジに付ける洗剤も少なくしよう。だって泡切れが悪くてお湯で洗い流す時間が掛かるし洗剤の無駄も省ける。お湯の節約にもなるじゃないか!そしてワタシは一体何者なんだ?ミュージシャンではないか!ロックスピリットは何処に行ってしまったんだい。そうです。ワタシはミュージシャンだったのです。ワタシはミュージシャン。偉大なるミュージシャン!素晴らしいミュージシャン!!ミュージシャンズミュージシャン!!!そんな簡単なことに何故気が付かなかったのだー。(二日酔いのせいです)神の啓示を受けるが如く、虹色のスポットライトを浴びて、ひかり輝くロックスターの誕生です。長靴を履いたロックスターです。スポンジも持っています。

 夕方のラッシュ時です。シンクの前はもはやワタシのステージと変貌を遂げ、お皿という聴衆に泣きのフレーズをブチかまそうではありませんか。みなさん。(そしてワタシに清き一票を)熱い血潮はロックスピリット、そのものです。ミュージック・カモン・ベイビーなのです。エイトビートのリズムを長靴の底で踏み鳴らし、お皿を掴むとスポンジで外周を三回、キュッキュッキュー。一拍休んで次は裏面全体をキュッキュッキュー。一拍休んで表面全体。キュッキュッキュー!お湯を掛けます。ジャッジャッジャー。リズムは完璧です。洗い終わったお皿に向かって深々とお辞儀をすると、次のお皿にはシャッフルビートをブチかまします。そして演奏が終わるとシンク一杯に割れんばかりの拍手の渦が巻き起こります。(それって泡でしょ)ノン・ストップ・ザ・ミュージック!演奏者と聴衆の一体感。そこにグルーヴが生まれるのです。これこそロック!ミラクルです。

 ケッ!おまえ、楽しそうだな。隣のお兄さんから声が掛かります。いいえ、楽しそうではありません。全く完全に楽しいのです。面白いのです。ワタシのソロコンサートですから。ワタシの手によって次々と皿やグラスが洗われて綺麗になって行く。お皿にとっては、ワタシは神以上の存在です。ロックスターなのですもの。そしてロックスターは何時だって注目の的です。アルバイトのウエイトレスの女子高生たちがワタシの顔を覗きにやって来ます。覗くだけなら良いのですが、ドンドンとワタシのところばかりに皿やグラスが積まれて行きます。皿を置く口実で覗きに来るから堪りません。しかし、ワタシはロックスターです。スポンジも持っています。

 女の子たちが騒ぐものだから、滅多に出てこない社長までもがお出ましです。楽しそうに皿を洗うバカなバイトがいると聞いて見に来たんだが、君かね。(バカは余計でしょ。マジでそう云われたんです))しかし、さすが経営者です。洗剤の減り方を見逃しません。一日洗ってこれだけの洗剤しか使ってないのか!?社長は驚いています。隣のお兄さんは、大きな洗剤のボトルを殆んど使い切っています。それでもまだ、足りない日もあるそうです。ワタシはまだ、半分は残っています。洗った数はワタシの方がずっと多いのにです。まぁ、隣の彼は暇だとシンクに張ったお湯に洗剤をチューッ、チューッと注ぎ入れて、それでお湯を抜いて、またお湯を張って、また洗剤を注ぎ込む。またお湯を抜いて・・・。随分と無駄なことばかりやっていましたから・・・。洗剤もばかにはならん!節約しろっていつも云ってるだろ!お兄さんは社長に叱られています。自業自得です。

 帰り支度をしていたら、社長がやって来ました。君、家はどこかね?そうか、だったら私の車に乗っていきなさい。途中で降ろしてあげるから。通用口で待っていると、黒塗りのベンツがやって来ます。えっ!これ。運転席には社長が、そして助手席には奥様が。最初、愛人かな?とも思いましたが(ちょっとケバイ感じ)家内です。と紹介されて恐縮してしまいました。がはは。後部座席の運転席側にドッカと座ったワタシは、スゲー、ベンツだぁ〜!どうだい乗り心地は?最高ですー!


わー!文字数オーバー。全部載せられません。残りは明日ね。
読んでくれてありがとう!


メシ食ったかぁ?笑顔でいろよ!歯、磨いたかぁ?
では、ごきげんよう。
2008年3月17日 (月) 皿洗い
 学生時代、色んなアルバイトをやりましたが、たった一日のバイトだったのですが、レストランの皿洗いのバイトをやりました。前日の土曜日にコンパをやりまして、午前二時頃コンパのメンバーだった友人の家にそのまま泊めて貰いました。ところが朝になり自宅に帰る電車賃がありません。すっからかんです。いい気になって女の子たちの飲み食いまでも支払ったようです。(記憶がありません)その友人は九時からアルバイトに行くと云います。ショッピングセンターにあるレストランのウエイターです。皿洗いのバイトだったらやらせて貰えるだろうから付いて来いよと云います。一日、6000円です。やるしかありません。

 厨房の手前、大きなシンクの前に長靴を履いてワタシが立たされています。料理長からグラスやお皿を割らないように洗いなさいと注意を受け、さぁ、どうしたものかな!?と思案に暮れました。皿洗いは初めてです。隣のシンクには四つか五つぐらい上の感じのお兄さんが、俺はベテランだからな!おまえなんかと一緒にするな!といった雰囲気でこちらを見ています。よろしく!と声を掛けると、ケッ!という感じでまともに返事をしてくれません。(やな奴!)

 さぁ!お昼どき、戦闘開始です。さすが日曜日です。シンクの前にある小さなテーブルに次々と皿やグラスが運ばれて来ます。ゴム手袋で重ねられたお皿を掴むと滑って落っことしそうになります。ヤバイです。(このヤバイは通常の意味です。カッコいいとか美味しいとかの意味ではありません)スポンジに洗剤をぶちまけ、蛇口から出るお湯で洗っていきます。もう無我夢中です。まさに戦場です。早く洗え!!皿が足りんぞー!!何やってる!!コラー!!皿をこっちへ持って来いって云ってるだろ!!怒号飛び交う厨房であまりの厳しさにワタシはそっと涙を拭うのでした。(うそです〜。)

 二時を過ぎる頃にようやく一段落です。隣のお兄さんは余裕でこっちを見ています。(やな奴です)賄いのご飯を頂き、しばしの休憩です。


そして、日誌も休憩です。明日に続く。読んでくれてありがとう!
社長がメルセデスベンツで自宅まで送ってくれるんだなぁ。話は急展開だぁー。
とても面白い!!!!



うがいしろよ!爪は切ったか?たまにはギターを弾きましょう!
では、ごきげんよう。
2008年3月16日 (日) MONKEY MAJIK (モンキーマジック)
 彼らの「Around The World」を初めてFMラジオかなんかで聴いた時、日本人ふたりとカナダ人ふたりのバンドと紹介があって、ワタシは勝手にギターは日本人だと勘違いして、「おっ!凄い。なんだか外人みたいなノリのあるリズムギターだな。」と。「ようやく日本にもこんなギタリストが出てきたか!」と喜んだんですけど・・・ね。違ってましたな。その後、彼らの動画を見て、あらら!そうなのね!?って。でもね、外人だとするとなんだかヘタだし、(世界のレベルから見てです)日本人だとすると上手いよ、外人ぽいしと。がはは。そう思ったんです。

 彼らは、カナディアンロックと云ってるみたいですが、確かにアメリカンロックのノリとはちょっと違いますね。アメリカンロックには、全般的にリズムにカラッとした切れの良さがあります。カナディアンロックってよく知りませんが、彼らモンキーマジックをアメリカンロックと比べると、多少ウエットなリズムフィールが感じられます。でもカッコいいです。

 テレビコマーシャルで「空はまるで」が掛かった時、ん、これってエイトビートのシャッフルじゃん!意外と好きかも。で、動画をみて、笑った。所々リズムがロレる。(崩れるんですわ)日本語と合わないのかな。まぁ、はっきり云ってギター全体はそんなに上手な方じゃないですけどね。でもリズムは、日本人には出来ないノリがやっぱりあります。これって右脳、左脳の違いなんです!成毛さんのビデオ「リズム編」でそのうち解説しまーす!面白いよー。(少しだけ、、、、右脳でリズムを見るんです!!リズムを(音を)聴いちゃ駄目なの。聴くと左脳になっちゃう。だから見るようにします。、、、、謎は深まるばかり!!)(答え、パターン認識の違いです。ここから始めないと我々はリズムが分かりません)

 速弾きも良いけど、コードをジャンジャカやるだけでも、リズムがノルと物凄いかっこよさが出るんだけどね。楽しいよ〜〜!


この辺でお開きです。読んでくれてありがとう!


スピードの出しすぎに注意!お年寄りに優しく!サクラはまだかいな!
では、ごきげんよう。
2008年3月15日 (土) 大阪なんばハードロックカフェ 5
 意識ははっきりしているのに足がふらついてしまう。焦ります。今、倒れてしまっては最悪です。(ここでドテッと倒れてしまい、倒れた拍子に頭を打って救急車で運ばれていく船長をご想像の皆様、もう少しお待ち下さい)これまでの折角の努力も水の泡です。(なんの努力!?)ふーっと大きく息を吐いて気持ちを鎮めます。ジンの香りが吐く息に混ざります。相当飲んでおります。決して酔っぱらっていることを彼女たちに知られてはなりません。お酒のお強い素敵な御方と思ってもらわねば!(勝手な解釈ですけど)良し!と気合を入れながら両手をテーブルに付いて身体を支えて立ち上がり、ショルダーバックを肩に掛け彼女たちに軽く会釈をして(目が泳いでいて彼女たちの姿をうまく捉えられません)そして伝票を掴み、彼女たちに背を向けて通路をエントランスに向かって歩き出します。正直、真っすぐに歩けたか確信がありません。もしかしたら右に左にと、まるでクラゲのように通路を漂っていたかも知れません。(彼女たちはクラゲを見て爆笑だったかも!)

 エントランスにあるクロークの横。レジカウンターにはあの支配人がいます。「ご馳走様でした。お勘定をお願いします。」「先ほどは失礼致しました。では、スープの御代は差し引かせて頂きますので。」「いえいえ、そのようなことを成されては申し訳ありません。正規のお金を取って下さって結構です。」「いえ、こちらの不手際で御座いますから。」「そうですか。有難う御座います。」料金を支払って店を出ると、遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。


 完。



 がはは!最後の救急車のサイレンはうそでーす!だって救急車が出て来ないと納得しないでしょ!ヒヒヒ!

 残念でした。船長は倒れませんでした。でも、これは実話です。マジです。ほんと面白かったなぁ。それから何年か経って、もう一度行きましたが店の雰囲気もガラッと変わってしまっていて、ウエイトレスもテニスルックではありませんでした。


カフェでのてん末、これにてお仕舞い。読んでくれてありがとう!



宿題やったか?歯、磨けよ!訓練編は?(ごめんね。まだです!)
では、ごきげんよう。
2008年3月14日 (金) 大阪なんばハードロックカフェ 4
 さすがに肉ばかり頬張っていては喉が詰まる。普通ならビール等で口の中をさっぱりさせて喉を潤し、また肉を食らうと云うのが美味しくもあり食事には良いんだが、ビールよりアルコール度の高いカクテルを頼んでしまっていたのでこれは仕方がない。しかし今更ビールと云う訳にもいかない。濃いアルコールに慣れた舌では、ビールが水っぽく感じられ美味しくないからである。やはり食事にはビール、いやワインをお勧めしよう。安いワインで結構、どうせ安いんだから別に肉には赤ワインなどと決め付けず、白でもロゼでも好きなものを食卓にいかがかな。

 ワタシが両手でチキンを鷲掴みで食べているのを見て、彼女たちは驚きと興味深々といった眼差しである。彼女たちの視線を心地好く感じながら、どうだと云わんばかりに食らってみせた。その姿が滑稽に見えるのであろう、ワタシと目が合うとクスクスと笑うのであった。空のグラスを頭の上で軽く振ると彼女たちのひとりが走って来てワタシからグラスを受け取る。「おかわりお願いします。」「かしこまりました。」店内にようやくノリのいいロックが掛かり、ワタシはチキンを頬張りながら大袈裟に膝でビートを刻んで、ヘイ!おねーちゃん。乗ってるかい?とばかりに彼女らを挑発するのであった。きっと彼女らからするとミュージシャンにも見えなくもないがスーツを着ているのでサラリーマン?そんなことはないでしょう。音楽家と云うよりもやはりおかしな芸術家に見えたことでしょう。

 テーブルでのワンマンショーは、彼女たちの視線を釘付けにしてもはや完全に虜にしてしまったようだ。グイと飲み干したグラスをひょいと顔ぐらいの高さに掲げただけで、一斉に二人、三人が走ってくる。途中諦めた一人、二人が戻って行くのであるがテーブルに一番に着いた優勝者は満面の笑みでワタシから優勝カップならぬ空のグラスを受け取るのであった。そして待機の列に戻った優勝者は他の選手らに私がトップだったわよと云わんばかりに得意げな表情であった。こうなると後ろ手にそして肩幅に足を開き出走前の彼女たちは、次は私が一番よと鼻息も荒く他の客には目もくれずこちらの様子を窺がっている。ワタシはすぐにグラスを空にして、用意ドン!彼女たちは、キャッキャッ云いながら先を争って走って来る。二人同時にテーブルに到着。「おかわりですね!」と云って四本の腕が伸びる。グラスを受け取った者だけが幸せを味わうことになる。待機の列ではお互い牽制をする動きがみられ、G1ステークスさながらである。しかし面白い!実に面白い!彼女たちとワタシの間でゲームが始まったようだ。早くグラスを飲み干してと云う無言のリクエストに答え、一気にグラスを煽ると、レディ・ゴー!(おんなたちよ、走りなさい)二人優勝は当たり前!そのうち、なんと三人もやって来るではないか。三人とも息を切らしニコニコしている。三人に囲まれたワタシは「おかわりお願いします。」「かしこまりました。」三人の合唱である。これは笑った!マジで。あまりにも馬鹿馬鹿しい光景ではないか。愉快である。しかし何杯飲んだであろう。七杯は飲んだ記憶がある。

 最後の肉片をグラスに残った緑の液体で流し込むと、脂ぎった指の一本一本を紙ナプキンで丁寧に拭いたのだが、どうせならばとトイレに行って石鹸で綺麗に洗い流し、ついでに用も済ませた。しかしお腹一杯である。

 テーブルに戻るとコーヒーとデザートのアイスクリームが運ばれていた。彼女たちとのゲームも終わり、ゆっくりとタバコを一服!初めに運ばれたグラスの水を飲み干し、灰皿でタバコを揉み消すと、さて帰ろう!立とうとしたら、ヤバイ!完全に酔いが回って足に力が・・・。トイレに行ったときはそれ程でもなかったのに。飲み過ぎである。酒には強いと自負するワタシであるが、立て続けにカクテルを煽ってはそうもいかない。


駄目だ。スパートしきれず、次回! 読んでくれてありがとう!
明日はつまんないから読まないでね。


体調管理に気をつけて!風呂入ったか?早く寝なさいよ!
では、ごきげんよう。
2008年3月13日 (木) 大阪なんばハードロックカフェ 3
 「スープの味がお気に召さないとのこと、如何なされましたか?」支配人と云うその中年男性はまるでワタシに尋問をするかのようです。「少し、味がしょっぱいように感じて、一口、二口ならいいけど、これ全部飲むのはちょっと。」「そのようなことはない筈ですが、他のお客様からも苦情は出ておりませんので。」「いえ。苦情を云っているつもりはありません。別に言い掛りを付けるつもりもありません。ですから、もう下げて頂いていいんです。なんでしたら、味見してみます?」少しばかり苛立つワタシに、「では、少々お待ち下さい。」と云って彼はスープ皿を持って行ってしまいました。支配人と一緒に付いて来たシュテフィ・グラフのウエイトレスはその場を立ち去って良いものか戸惑う様子です。「次の料理、出してもらえますか?」「グリルチキンはあと少々お時間が掛かりますが。」「良いですよ。それじゃ、同じものをおかわりお願いします。」 「かしこまりました。」

 緑の液体を眺めながら、言わなきゃ良かったかなと反省しながら店内の音楽に耳を澄ますと、さっきまでのロックンロールからクロスオーバーに曲が変わっていた。なんだよ!ハードロックを掛けろよ!ハードロックカフェだろ、ここは!なんだか腹が立ってきた。グラスを空にして彼女たちに合図をしようと前をみると、支配人がやって来るではないか。「先ほどは大変失礼を致しました。スープの御代は差し引かせて頂きますので、どうぞご勘弁を!」「えっ!」すると、正面カウンターの後ろにあると思われる厨房から、ガッシャーン!!と大きなナベでもひっくり返したような音が。そして誰かの怒鳴り声が聴こえてきます。テニスガールたちも後ろの方を振り向いて、そして振り返るとなぜかワタシに注目です。ちょっと待ってよ。まさかワタシのせい?と云うかシェフがスープ用の寸胴ナベをぶちまけちゃったの?なんで?そうかやっぱり味付けが違ってたんだな。きっと新人さんが作ったに違いない。どう考えても塩辛くって飲めたもんじゃない。でも他の客も気が付かないなんて。

 グリルチキンはトマトベースのソースを塗った香草焼きで黒コショウが効いてスパイシー。マッシュポテトの付け合せです。これは美味しい。それで量があるというか、でかい!これってチキン半分?食べても食べても減らない。通路を小走りに駆けていたマルチナ・ナブラチロワが立ち止まり「チキンのお味は如何ですか?」「はい、美味しいです。」しばらくすると、今度はモニカ・セレシュがやって来て「チキンのお味は如何ですか?」「はい、美味しいです。」シュテフィ・グラフまでもが「チキンのお味は如何ですか?」「はい、美味しいです。」ワタシが美味しいと云うと彼女たちは皆ニッコリ笑って駆けていくのです。なんだか、ほんとコントみたいです。

 チキンは硬くも無く、かと云って柔らかいと云うほどでもない。ナイフとフォークで食べるのも段々面倒になり、いいや、手で食べよう!肉を引きちぎり骨ごと口に頬張っていると、彼女たちと目が合った。ワタシは照れくささもあってニッコリ笑うと、彼女たちも微笑みを返してくれた。愛が芽生えそうだなぁ!がはは。彼女たちは大学生のアルバイトのようです。二十歳そこそこの若いグリルチキンも頬張ってみたいものだ。(現在のエロ中年の発想でした。これまた失礼しました)



失礼ついでに、今日はここまで!読んでくれてありがとう。次はラストスパート。
最後盛りあがりますぞ。面白いんだから。どんでん返しが・・・あるかも!


今日はウグイスが鳴いていたよ!嫌なことは笑ってしまおう!宿題やっとけ!
では、ごきげんよう。
2008年3月12日 (水) 大阪なんばハードロックカフェ 2
 続きをば!(文字色を変えてみました、逆に読みにくいかな)

 スープを一口飲んだワタシはちょっとしょっぱいと感じました。ん!自分の味覚がおかしいかな?もう一口飲んでみる。やっぱりしょっぱいのです。スープ皿に並々と注がれたコーンポタージュを眺めながら、これ全部飲み干すのは大変だなぁ。塩辛くて駄目だぁ。次の皿が出てくるまで待っていよう。ビスケットでビールを飲み干し、ビールのお代わりを頼もうとしましたが、気が変わってカクテルでも飲みましょうか。メニューを見ると色々ありましたが飲んだことのないやつにしよう。キャッツ・アイ(Cat's Eye)。これにしよう。キャッツ・アイと聞いてイメージするのはアニメ、シティハンターでしょうか?ワタシはマーティンギターのキャッツ・アイ・インレイを想像しました。(ギタリストみたいだなぁ。関係ないか)あのーすいません。と手を挙げる。ボールガールが小走りにやって来て、「キャッツ・アイをお願いします。」「かしこまりました。」

 オンザロックグラスに入ったジンベースの緑色のカクテルです。グリーンだからキャッツ・アイか!キュラソーの甘味が美味しいです。でも普通はシェイクしてカクテルグラスに注ぐものじゃないか? シェイクもせずステアもせず、ただオンザロックグラスに氷を入れてそこにドライジンとベルモットとグリーンキュラソーを注ぎ込んだだけ。なぜ詳しいのかって。音楽だけで食って来た訳ではありません。バイトでバーテンダーもやっていましたのよ!おほほ。サントリーBooKはお手の物です。(レシピの本ね。)まぁ、カクテルには色んな作り方がありますから。一杯700円。普通の値段です。初めてシェイカーを振った時、常連のお客さんからバーテンダー歴を尋ねられて。今日からです。と答えたら、うそー!ほんとに。シェイカーの扱いなんかベテランだよ。見事なもんだね。その振り方。思わぬところで手首のスナップが役に立つんですね。

 カクテルはショートドリンクです。カクテルグラスの液体がぬるくなっては美味しくありません。ですから三口、四口で飲むものです。ましてや氷が入ったグラスではすぐに氷が融けて水っぽくなって美味しくありません。ぐいと飲み干したワタシはグラスを頭の上に掲げ、スナップを効かしてグラスを振るとテニスガールが走って来ます。「おかわりお願いします。」「かしこまりました。」

 段々と店も混雑して通路を走るウエイトレスは忙しそうです。グラスをもてあそびながらスープに手を付けないワタシに気付いた一人のシュテフィ・グラフが(1992年93年ウィンブルドン選手権女子シングルス優勝) 「お召し上がりにはならないのですか?」「んー、何だか味がしょっぱい感じで、いやワタシの口が悪いせいでしょう。お気になさらずに。もう下げてくださって結構です。」困惑気味の彼女は、「しょっぱい?そのような事は無い筈ですが・・・。他のお客様も召し上がっておりますし。」「ですから、しょっぱく感じるのはワタシの口が悪いせいでしょう。でも、これを最後まで全部飲み干したら相当塩辛いと思いますので。」「少々、お待ち下さい。支配人を呼んでまいります。」


支配人、登場って!アタシが何をしたっつーの?
今日はここまでにしましょう。明日に引っ張るかぁー!がはは。
読んでくれてありがとう!



花粉の季節です!マスクをしよう!船長には関係ありません!花粉よもっと!
では、ごきげんよう。
2008年3月11日 (火) 大阪なんばハードロックカフェ
 忘れないうちに日誌に書いておこう。約束だからね。さて今もあるのでしょうか?分かりませんが。(情報をお待ちしております)(追記、自分で調べればいいんです。1992年、東京店に次ぐ国内第2号店として、大きなギター型のバーカウンターを携え、なんば・大阪球場跡にオープン。地域再開発のための2000年12月31日クローズを経て、2001年9月本町の銀行跡地にリロケーション、装いも新たに生まれかわりました。http://www.hardrockjapan.com/より)

 32か33才の頃と記憶しておりますが、大阪なんばハードロックカフェに一人で行った時のことです。(追記、出来てすぐだったかもね)ハードロックカフェの名前はよく耳にしておりましたが、一度も行った事がなく、大阪にもあると聞いてこれは行ってみるしかないと。なぜ大阪にいたのかこれまた記憶が定かではないのです。ライヴだったのかキャンペーンでだったのか?とにかくイタリアンカジュアルの紺のスーツだったことだけは覚えております。髪は長くストレートで背中の中程まで伸ばしておりました。ミュージシャンと云うよりもインチキ芸術家風情です。夜7時過ぎ、これまた紺のサングラスをしてギターのネオンサインを見上げながらインチキ芸術家は店に入りました。クロークを通り店内ドアを開けると広ーい!天井は高いし(プロペラが回っていました)たくさんの観葉植物で各ボックスは仕切られ一瞬ジャングル?壁には有名なギタリストのギターが飾られていましたが、目の悪いワタシはジミヘン?クラプトン?多分そうでしょう。確かプレスリーの衣装もあったような?

 店の中央左側通路のふたり用のテーブルに座り、ワタシは田舎者と悟られないよう背筋を伸ばし当然キョロキョロしないように気を付けていました。早い時間帯なのか客の入りはまだ少なく、つい、あっちにバーカウンターか、正面にもカウンターがあるぞ、向こうはなんだ?ボックス席だ、意外と音楽はハードロックじゃないなぁ!音量上げてくんないかなぁ!KISSの写真があるぞ。あっ、おねーさんメニュー頂戴!!モロ田舎者です。ウエイトレスのおねーさんは5、6人?いやもっといたでしょうか。よくみると上下白のテニスルックで、ん〜パンチラ!やっぱり田舎モンです。

 グラスビールを一杯とグリルチキンのコースをオーダーして、運ばれたビールを軽く一口。テニスルックのウエイトレスのおねーさんはワタシの正面約20メートルのところのカウンター前の通路に常に4、5人横一列で並んで待っているんです。しかも後ろ手で足は肩幅。ウインブルドンのボールガール?そのものです。オーダーを取りに小走りにお客のテーブルに行き、また小走りで戻ってくるとまた後ろ手で肩幅に足を開いて立っているんです。それぞれが店内を見渡し、客の合図を見逃さず実にキビキビとしていてよく訓練されている様子です。しかも言葉は標準語で大阪弁ではありません。

 最初にオードブルの皿が来て、スモークサーモンだったでしょうか。空腹のお腹に冷たいビールとサーモンが染み渡ります。次にコーンポタージュスープです。小さなビスケットみたいな奴が4枚付いてて、それをかじりながらまたビールを。そしてスープを一口すすると。ん!しょっぱい!

そして、事件が起きるのです。

長いなぁー!今日はこの辺で。続きはまたいつか!
(なんだよ〜、続きはまたいつかって、どうせたいした話じゃないんだろ。もったいぶるなよ!すぐ書け!の声。)

がはは。明日書きます。読んでくれてありがとう!


宿題やっとけ!忘れ物ないか?笑顔でね!
では、ごきげんよう。
2008年3月10日 (月) エレキの若大将
訓練編を書いていますが、実際の訓練に入るまえに、説教が長いぞー!
これじゃ、誰も読まないでしょう。がはは。いいんです。
がたがた抜かす奴は海に叩き込んでやりましょうぞ。だって海賊だもん。
気楽な家業と来たもんだ!海賊って素敵!


 映画「エレキの若大将」知ってますか?五歳か六歳の頃に観た記憶がありまして調べてみたらやっぱりそうなんです。エレキの若大将(エレキのわかだいしょう)は、加山雄三主演の日本映画。若大将シリーズの第6弾。1965年東宝製作。併映は『怪獣大戦争』。若大将シリーズを代表する作品のひとつで、加山の代表曲である『君といつまでも』『夜空の星』が挿入歌として歌われている。公開 1965年12月19日 。(概要)1965年来日公演を行ったザ・ベンチャーズや、既に世界的な人気となっていたビートルズといったロックバンドの影響で、日本は時あたかも空前のエレキギターブームの最中だった頃に製作された作品。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

 親戚の叔父さんに連れていって貰ったんです。あの頃の映画館はいつも満員で立ち見と云ったら後ろは勿論のこと、席に行く階段までも人が立っていたんです。当然立ち見で叔父さんに肩車されて観てました。ワタシのお目当ては怪獣大戦争で、あまりの怖さに夢でうなされた覚えがあります。今見ればきっと笑ってしまうでしょうが。で、エレキの若大将の方はあまり記憶にはないんですが、エレキギターだけは覚えていたようです。ワタシがギターを始めたきっかけは女の子に持てたいとかじゃなくて、ただただギターが弾きたかった訳です。きっとそれはこの映画の影響でしょう。無意識のなかでギターへの憧れがあったと思われます。

 映画「エレキの若大将」には、かの有名な寺内タケシさんも出ていらっしゃいます。のちにテレビで観ましたが、劇中生まれて初めてギターを手にしたのに、いとも簡単に弾きこなしてしまうユーモラスなシーンが出てきます。そのシーンを見た当時の若者は「ギターって簡単なんだな!」と思ったに違いありません。とはいえギターとアンプで何万もするものをそうおいそれと買える時代ではありませんね。そうなんです、ワタシも大学生になってバイトをしてお金を貯めてやっと買ったのが19才でした。エレキを手にしたワタシにようやくロックが始まるんです。


ここらでお開きにしましょうか。読んでくれてありがとう!


風呂入ったか?急ぎすぎて転ぶな!目薬点せよ!
では、ごきげんよう。
2008年3月9日 (日) 一蹴されました。
ワタシの書いてるスナップ論は、たいしたことは無いらしい!
別にコレって事は書いてないそうです。
ですから、ワタシの云うことは信用してはいけません!

がはは!
とても楽しいですなぁ。愉快ですぞ。ファイト一発!!ざまあみろです。

気が付く時は、それらを求めている時なんです。
それ以外は気付きもしません。たとえそばにあってもです。

人生に於いてもしかり。「求めよ、さらば与えられん。」


 友人から桂花陳酒(麗白)を頂きました。白ワインにキンモクセイの花を三年間漬け込んだお酒です。かの楊貴妃も好んだとラベルに書いてありました。いい香りです。ちと甘いのが気になりますが、とてもおいしいお酒です。

 日本酒は苦手でしたが、ある酒蔵の社長と話をする機会がありまして、彼から「本物の日本酒」であればきっと好きになると云われました。本物?市場に出ている日本酒の八割はニセモノだと仰ってました。まぁ乱暴な話ですが、ある意味納得のいく話でしたね。本当の日本酒とは、米と水と麹だけで作られなければならない。しかし、戦時中満州で日本酒を造ろうとした時、気候の条件もあって上手く日本酒が造れなくてアルコールを混ぜて日本酒としたそうな。戦後このやり方は安い酒を大量に造れるというので多くの酒蔵が、米と水と麹だけではなく醸造用アルコールを加えて12度程度の日本酒にしたというのである。いわゆる合成酒と呼ばれたものです。米と水と麹だけで14度から16度のお酒を造るのはとても手間も掛かるし技術がいるんだそうです。手間も技術も掛けずに単に米と水と麹だけではせいぜい7、8度程度。だから醸造用アルコールを混ぜるそうです。だから日本酒を買うときはラベルを見て醸造用アルコールが含まれているものはニセモノだから、そうではないものを買って欲しいと。ところが探して見ると意外と少ない。八割はニセモノだと云うのだからその筈です。そしてまた値段が高い。安いワインにしておこう!ごめんね。社長。


ここでお開きとしましょう。読んでくれてありがとう!


花粉症!大変ですか?マスクをしましょうね!笑顔でいよう!
では、ごきげんよう。
2008年3月8日 (土) クラシックと現代音楽 3
この音楽イベントはあれから現在も続いています。ただ最初の頃は現代音楽をプログラムの中心にして日本でも特徴のある音楽祭にしようと始められたんです。ですが、三回、四回と会が重なる度にやはり観客は減り誰でもが知っているモーツアルトやバッハの曲などでプログラムが構成されました。しかしワタシも初めは全くの素人でしたが、現代音楽もしっかり聴くとこれもまた面白い。ピアノの鍵盤を弾くのではなく中のピアノ線を指ではじいて音を出すとか、ピアノ線にビー玉を飛ばして偶然の音を奏でる。しかもそれらは全て作曲家が譜面をきちんと書いてその譜面通りに演奏しなければいけないのです。オーボエの独唱では、最初ブォっと吹いたらあとずーっと演奏しない。会場はシ〜ンと静まりかえり、どうなってんだぁーと思ったら一音ブォー。やはり初めは戸惑いますが、これはこれで面白い。次の音はいつ?早く吹けよ!ドキドキワクワクしながら待っていると、またもやブォー。たまりません。こんな面白い事はありません。もう可笑しく楽しくて遊園地気分でした。まぁこのような聴き方は不謹慎でしょうが、現代音楽と云うと何か変わった音楽だとか良く分からんとか思うのではなくその音の中に身を置くことが必要かも知れません。

音ひとつひとつが、意味を持つと云うか意思を持つ訳です。普通はメロディだったりハーモニーだったりしますが、たったひとつの音が全てを代表して風だったり、水だったりします。そして音って色があるんですね。ギターの音色とかよく云いますがほんとに分かっているの?と思います。色を感じていますか?色を感じる?そんなバカな!色ですから目に見えないと駄目でしょ!見えてますか?みえてもいないのにそんなインチキな事!でも実際音は見えるんです。そして、リズムも見えるんです!これもほんと面白い。リズムが見えるからノリもみえるんです。ははは。そして見えた通りに演奏すればいいんですね。まあこの話はいつか!音も見えるしリズムも見えるんです。確かです。

でもちょっとだけ、フルオーケストラの演奏を聴いた時です。生まれて初めての100人を超えるフルオーケストラです。会場中央の席で聴いていました。気が付くとあれっ!なんだろう。指揮者の振る指揮棒の先から半透明の糸が出ているんです。まるで蜘蛛の糸のようです。その糸の先にはオーケストラの楽団員にすべてつながっているんです。そして棒を振るとまるで操り人形のように団員が動くんです。面白くってさ。見てて!バイオリンの数名に向けて指揮棒を振る。その糸に操られて弓が動く。指揮者の思うがままです。気のせいだと云われればそれまでですが、あれっと思って目を二度、三度瞬きをしてみたんですが、やはり見えましたね。糸が。はっきりと。
それと、オーケストラのその演奏する音が会場の壁に当たって反響した瞬間、キラキラと砕けるんです。とっても綺麗でした。ほんの一瞬ですが。会場のあちこちでチカチカ輝いて音が跳ねているようにみえたんです。これも気のせい?音楽家ならきっと理解できると信じます。

そんなこんなで現代音楽の音楽家の生の音に触れる事で音楽自体をより深く感じれるようになりました。日本の作曲家では武満徹氏の楽曲を多く聴けましたし、ジョン・ケージの前衛芸術的な「4分33秒」これは演奏者が通常の意味での演奏行為を行わないもので「0分00秒」は何をしてもよい。これらは音楽演奏会と云うより、演劇的な要素もあるのでは?と感じます。

音楽は創り出すものではなく、与えられるものかもしれません。
誰から?それは宇宙(神)からでしょう。この世界、この宇宙は振動しています。
波動宇宙とか波動物理とか云いますね。ワタシの専攻分野でしたが、卒論は化学物理分析論でした。論文は一番でしたが卒業は次席でした。残念!あいつさえいなければ〜!えへへ。ちょっと自慢!ごめんね。

振動は共鳴を呼びます。宇宙の振動と共鳴した時、啓示を受けるのかもしれません。なぜ、ワタシに共鳴してはくれなかったのですか?いい曲がいっぱい出来て大金持ちにしてくれなかったのですか?ワタシの心が汚れていたから?
確かに!!がはは。


おっと時間です。感じることから見えることへ!
読んでくれてありがとう!


油断は禁物です!左右確認で横断歩道を渡りましょう!風邪引くなよ!
では、ごきげんよう。
2008年3月7日 (金) クラシックと現代音楽 2
え〜、ハミングバードピッキングのパートの「補足」で最後に以下の文を付け加えました。
関係方々の皆様には大変ご足労では御座いますが、再度ご一読願えればと存じます。 かしこ。

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そして、もし呼ぶのであれば、
「ハミングバードピッキングは、スナップを身に付ける基本的な動作である。」
と云うことになります。
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訓練編での説明動画を、どんな感じになるか一度撮ってみました。
ん〜!良いじゃないか!
まず船長が海賊姿で登場です。ジャック・スパロウにも負けません。
凛々しいお姿ですぞ。なんたって海賊ですから。
サーベルを抜いて 「さぁ、野郎どもビシビシやるぞ〜!!」
いうことでお楽しみに。(そんなバカな!?)がはは。


クラシックと現代音楽
さて、ようやく続きです。
2000人の会場での、弦楽四重奏の演奏会でした。弦楽四重奏とは、ヴァイオリン属4本の楽器からなる合奏形態を指す。主に2本のヴァイオリン、1本ずつのヴィオラ、チェロによって構成される。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) プログラムは忘れてしまいましたが、演奏が終わり弦の響きがすーっと消えて4、5秒の無音の時間、2000人の観客が居るのにも関わらず全くすべての音が無くなったんです。何も音がしない。無い音を探して耳鳴りがします。そしてその瞬間、なんとも云えない感覚、まるで宇宙に自分の魂が放り出されたような、宇宙に浮かんでいるような感覚にとらわれました。無音の音に触れた瞬間です。ロックだけをやったり聴いたりしていては味わえない感覚です。言葉では上手く説明出来ません。これこそ感動です。素晴らしいです。このような感覚があるとは夢にも思いません。そしてそれから2000人の観客の割れんばかりの拍手です。イメージ出来ますか?2000人の観客が完全なる無音の空間にいる。これだけでも奇跡です。卓越した演奏技術から奏でられる弦の調べ。弦の調べが消えて音の世界から無音の世界へ、そしてその瞬間、魂が宇宙に!こんな至福の瞬間はありません。クラシックの醍醐味の一つと云っても過言ではないでしょう。ただ、なかなかこうはいきません。演奏が終わった瞬間、堪えていたセキをゴホン!セキが出るのは仕方がありません。しかしマナーうんぬんではなくクラシックの演奏を聴くと云うのは演奏家の気持ちの余韻さえも聴くことを知るべきです。音を聴くのではなく演奏家の心を聴くのです。そういった意識を持つことです。この日誌を読まれる方はみなさん音楽家です。プロだけが音楽家ではありません。友人の中学生になる娘さんがアコースティクギターをやりたいとワタシのところへ来ました。まず初心者が覚えなければいけない事。を簡単に教えただけですが、彼女には「今日から君はミュージシャンです。音楽家としての誇りを持って下さい。」とアドバイスしました。みなさんにもこの言葉を送ります。音楽家としての誇りとは?それは各人それぞれお考え下さい。(ワタシが決めることではありません)

優れた演奏家たちは、音に気持ちが自然と乗るんです。フィンランドではとても有名なピアニストの演奏を聴いた時でした。最初の出だしの音からして、何か気持ちがあせったような音に聴こえるんです。ずっと後ろの席でしたから彼の顔の表情も手の動きも良く見えません。あれっなんだろう!と思いながら聴いているとなんとなく悲しい音になって来るんです。そのうち明らかに悲しくて、もうどうしようもないと云う音色に感じました。初めて聴く楽曲なのでこの曲ってこんなんだとしか思いません。なんて感情がこもっているんだろうと。演奏が進むにつれ今度は苛立ちの音色です。苛立ちの感情はエンディングには怒りとなって凄まじいぐらいの感情がもうヤケッパチだぁーに聴こえるんです。演奏は実に見事です。割れんばかりの拍手の中、彼は舞台中央でお辞儀をして退場しました。そして一旦休憩です。ワタシはロビーに出てタバコを吸っていると実行委員長がやって来て、「どうでした?彼の演奏は。」と訊かれ「いやぁー凄かったですね。あせり、悲しみ、怒りと感情が溢れていました。でもなんか変でしたね、何かありました?」「分かります?実は彼がリハーサルの時から鍵盤が滑ると云って何度も係りの人に鍵盤を拭かせていたんですが、こんなに滑る鍵盤じゃ弾くことは出来ないとダダをこねまして、なんとかなだめすかして演奏して貰ったんです。」「なるほど、だから最後はやけっぱちだったんだ。」


あれ〜時間です。明日に続きます。読んでくれてありがとう!
あしたも面白いよ〜。



風邪ひくなよ!うがいしろ!ゆっくり良く噛んで食事をしましょう!
では、ごきげんよう。
2008年3月6日 (木) スナップ編及びハミングバードピッキングにて補足!
はい!タイトルにありますように、スナップ編で補足をアップ致しました。
そして、ロックマン3さんのコメントからハミングバードピッキングの
パートにも補足を書き足しました。
ロックマン3さんに感謝致します。有難う御座いました!

みなさん、ぜひ御一読願えればと思います。
また、慌てて書き足したもので、ここが違う!とかここが分からないよとか
ご指摘、ご質問があれば、遠慮なくコメントして頂ければと思っております。

いつでも訂正致します。なんでも答えます。分からない事は分かりませんと
答えます。だって、分かんないんだも〜ん!それじゃ駄目じゃん。

かしこ。

それと、素晴らしい考えだ!という方の心温まるコメントは、今のところ
3つぐらい募集してますので。お早めに!!がはは。

と云うことで、クラシックと現代音楽 2は、明日書きま〜す。
面白いんだから!ほんと。

大阪のハードロックカフェの話も必ず書きます。忘れなければ!ひひひ。


ここらで、お開きとしましょうか。読んでくれてありがとう!

何でも無理しちゃだめですよ!笑顔は君の宝だ!まめな男は女にもてるぞ!
では、ごきげんよう。
2008年3月5日 (水) クラシックと現代音楽
この何年かは、NHKのニュースぐらいでテレビは見なくなりました。音楽番組なんて云ったら全く見ておりません。いやテレビなど見なくても良いとさえ思っております。ですからハイビジョンテレビなどはワタシにとって無用の長物です。そんな事を云っていると時代のテクノロジーに遅れをとってどんどん化石化してしまい、それならいっそ江戸時代が良いとちょんまげを結ってしまいそうになります。しかし、石油ストーブで食パンを焼くのはお止め下さい。つい目を離すと真っ黒こげであります。それはワタシです。ですがみかんを焼くのはお勧め致しますぞ!甘味が増して美味しいのです。がはは。話は飛んで今から十数年前、知人の有志達がクラシックの音楽祭を企画、実行致しましてフィンランドから音楽家を招き、一週間に渡りコンサートを繰り広げました。2000人の会場を中心に、昼間は小学校や公民館で小規模なライヴをやったり、なかなか素晴らしい企画イベントでした。時にはクラシックの音楽に身を置いてみるのもこれまた一興です。一週間通しのチケットを買って聴きに行きました。生のピアノ、弦の調べ、そしてオーケストラ。ロックのライヴも良いですが、取り立ててクラシックを嫌う理由はありませんので折角の機会です。ジャンルは違えど同じ音楽を志すものとしてやはり彼らの音楽に触れねばなりません。(船長はえらいなぁ。自分で云ってみました。実行委員の連中から通しチケットを無理やり買わされたと云う話も、、、。えぇい!黙らっしゃい!トホホ高かったのよ、チケット。)演奏技術は勿論のこと、演奏者のこころの揺らぎとでも云いましょうか、それは単に表現力が優れていると云う陳腐な解釈ではなく、演奏者の気持ちそのものが音の振動になり伝わって来るのです。これは感動です。またワタシが感じたクラシックの醍醐味は、「無音なる音」にあると断言致します。これはピアノ曲にしても弦楽四重奏にしてもまたオーケストラでも演奏が終わると数秒の空白がありますよね。これは例えば譜面で最後の二小節が一拍目四分音符のみで、あとの三拍分と一小節は休符だとすれば、きちんと小節が終わるまで演奏なんですね。まぁ演奏家自身で音の世界から現実の世界へ戻るためアドリブで休符を作る場合もあるでしょうが。なにしろ数秒の空白(無音)があります。

ん!長くなったぞ。これ面白い話なの。
明日に続きます。読んでくれてありがとう!


黄砂に負けるな!身体鍛えろよ!嫌な事があっても笑顔でね!
では、ごきげんよう。
2008年3月4日 (火) 甘酒は飲まれましたか?
いやぁ〜面白い!実に面白いです。訓練編。少しづつではありますが書いております。説教垂れてますぞ!まぁ、ビシビシやると宣言していますからこれくらいは平気でしょう。今のところは思いついたことをパート、パートで別々に書いております。まとめるのが大変になりますが世界征服の野望を遂行するためには努力は惜しみません。がはは。動画も撮らなきゃ!(やっぱり文字だけでは正しくイメージ出来ないでしょうからね。でもこれってめっちゃ大変!準備もそうですが、船長!美容院に行かなきゃ!おめかし!おめかし!違うでしょ。おバカね)とりあえずインフォメーションでした。そんなことを云いながら、新しいコンテンツを考えております。それは〜〜〜〜〜〜〜〜〜!成毛さんが出された教則ビデオがありますね。入門編はいいとしてあとの二つ、ピッキング編とリズム編の二つを解説して行きたいと考えております。特にピッキング編では、やはり動作からスナップを考えていますから誤解を招く部分があります。これは是非やりたいと思っております。あ、それとスナップ編で少しばかり補足を入れたいと思っております。スナップのイメージをより確かなものにするために書いておいた方がいいかな。と云うような事柄です。まだアップしませんが近日の予定です。イメージの正確さは技術向上の第一歩です。


今日はこの辺でお開きです。読んでくれてありがとう!

ものを頬張りながら喋るんじゃありません!笑顔は絶やすな!早く寝ろ!
では、ごきげんよう。
2008年3月3日 (月) 雛祭り
スーパーマーケットに食材を買いに行ったら雛祭りコーナーがあって色々売ってましたなぁ!甘酒を飲むんだっけ?こういったイベントにうといワタシでありますが、店内に流れていたお雛様の歌に合わせて雛ダンスを踊って参りました。勿論一緒に歌を口ずさみながらです、がはは。おバカですねぇ。しかしそういう茶目っ気も有りです。時として人は体裁やプライドに縛られてSM状態になってしまいます。SMの好きな方には堪らない快感となって明日への活力になるのでしょうが、SMをそれほど楽しめないワタシなどは発散の場を必要とします。あれ!なんでこんな話?では話変わって、人の意識とは不思議なもので、昔、股関節を亜脱臼した時、整形外科病院に行って検査をしてもらいました。レントゲンを取り医者の診断は、「きれいな骨してるねぇ。ん〜スジでも痛めたかな。シップ薬出しておきましょう!」でも3日経っても痛みは引かずそれで整骨院に行ったらそこでもシップ薬。そのうち歩くのもやっとと言うぐらい痛みが増して、また別の整骨院へ。診療台にうつ伏せになり、先生がおしりを2回ぐいと押したら、「うん、脱臼してるね。中途半端に関節が戻ってるから、こりゃ痛いでしょう。よく1週間も我慢したね。相当こじれてるからすぐには直らないよ。直すには一度関節を抜いてまた戻すしかないからちょっと我慢して。」抜く時にゴキッ。戻る時にまたゴキッ!痛いの痛くないのどっち!というくらい涙が出ます。「一回じゃ直らないから、出来れば毎日来て!シップしても意味ないから出さないよ。これは抜いて入れるを繰り返しやって関節がきちんと収まるようにしなきゃ駄目だからね。」そんな訳で仕事の合間に毎日行きました。股関節は人間の身体の中で一番大きな関節だそうです。だからゴキッと物凄い音がします。そしてめっちゃ痛いです。でも早く直すにはそれしかありません。10日ほど通ったある日先生が、君は我慢強いね!普通こんなに毎日来ないよ。(来いって言ったでしょう!)よく痛いの我慢できるね。と言われた途端、急に怖くなって関節を抜く時、それまではなんともなかったのが、抜く瞬間股関節に力が入ってしまい抜けないんです。意識してしまうんですね。先生もしまった。余計な事言ったかな?みたいな顔をして、ははは、力抜いてね。じゃないと関節抜けないから。(分かってるさぁ。)でももう無意識というか先生が関節を抜くタイミングで身体が強張るんです。結局、もう抜けません。その日はそれで帰りました。どんなに痛くっても早く直さなきゃとの気持ちが先にあったのがもう恐怖だけが意識を支配して駄目なんです。それから一、二度行ったかな?関節の具合も良くなっていたのでそれから行かなくなりましたけど。たった一言でこのありさまです。でも以外とこんなことありますよ。トレーニングジムに通って身体を鍛えていた時です。片手12キロのダンベル、2個でトレーニングしていたら、インストラクターのお兄さんが15キロのダンベル使っているんですか?凄いですね。って言ってきて、ん!これ12キロですけど。って答えたら、それは15キロです。ウエイトは片側6キロずつ12キロですが持ち手の心棒が3キロですから全部で15キロですよ。あれ〜!片側6キロずつウエイト付けて心棒の重さを勘定に入れてなかった!この一週間ずっと12キロだとばっかり思っていたから急に15キロだなんて言われた日にゃ。もう重たくて重たくて10回も上がらない。昨日までは10回なんて楽勝だったのに。
がはは、ほんとこんな事があるんですね。


読んでくれてありがとう!

まだまだ寒いからな!無理はするな!笑顔を忘れちゃいけません!
では、ごきげんよう。
2008年3月2日 (日) カントリー
ソニーのラジカセは大活躍でしたね。レコードプレーヤーを持たないワタシには。友達から色んな曲のテープを借りて聴いたものです。それとFMが聴けたことです。当時、NHK、FM。日曜の朝9時から11時ぐらいだったかしらん。「世界の音楽」と云う番組だったと思うのですが、ワールドミュージックを流す番組でカントリー、ブルーグラス、ラテン、カンツォーネ、シャンソン、ジプシー、スパニッシュと多彩な音楽を聴くことが出来ました。3部構成で40分づつカントリーとシャンソンとラテンであったり次の週はカントリーはお休みでカンツォーネ、シャンソン、ジプシーだったりと、ロックがないんです。まぁお目当てはカントリーなんですが、つい最初から最後まで聴いてしまうんです。カンツォーネのコード進行は当時の歌謡曲にも似て馴染み易い感じでした。シャンソンのフランス語の響きはパリジェンヌを想像させてくれました。(エッフェル塔しかイメージ出来ませんが)スパニッシュはまばゆい太陽の輝きでフラメンコでした。(ん、どういう意味!イメージね)何しろ、じっくり聴いてみると以外といいものです。そのカントリーですがウィリー・ネルソンをはじめハンク・ウィリアムス、マール・トラビス(トラビスピッキングと呼ばれるサムピックを使ったツーフィンガースタイルを作ったギタリスト、スリーフィンガーもこの範疇に入りますが、アメリカ人のギタリストにスリーフィンガーといっても通用しない時があります。そんな時はトラビスピッキングと云うとあぁトラビス!って理解してくれますよ)そしてジョン・デンバーもかかるんです。時にはアメリカンフォークミュージックも。シンプルなコード進行なのに色んな装飾音が入り、リズムのノリは最高でラジオにあわせてジャカジャカやってました。ホンキートンクブルースだったりブギウギ(シャッフル)だったり、自然とノリ自体を感じる勉強になったと思います。ある意味、今のロックはノリがストレートなのでこのノリという感覚は希薄になって来ているのかもしれません。しかしノリが無い訳ではありません。ストレートなノリなんでしょう。でもやはり三連のシャッフルでは強烈にノリがドライブしますね。今は、Dixie Chicks(ディクシー・チックス)が好きです。楽曲もいいですがナタリー・メインズの歌声はもっと素晴らしいです。

(追記)シャッフルで思い出しました、寺尾聡の「ルビーの指輪」はエイトビートのシャッフルです。普通はフォービートのシャッフルですが。当時としてはシャレたリズムでしたね。エイトビートのシャッフルだと分からずに演奏している有名プロミュージシャンがいたような、、、。がはは(追記終わり)
 

いけない!なんか音楽家みたいなこと書いてしまった。
お時間がよろしいようで。読んでくれてありがとう!


車の運転には気をつけろ!財布拾ったら交番へ!廊下は走るなって!
では、ごきげんよう。
2008年3月1日 (土) 弥生
春三月、弥生でございます。ようやく春?春はいいね!まだ香ってこないけど沈丁花の花の香りって悩ましく感じない?なんかムラムラとしませんか?あたしだけ!?秋は金木犀でさ。金木犀は落ち着いたシックな成熟したオトナ〜って感じです。沈丁花は若さ溢れるムンムンな生(せい)の芽生え(りっしん遍の性でもある)を感じます。植物たちも春が待ち遠しい訳です。高校一年の春の遠足で電車に乗って金沢の兼六園に行きました。その帰り金沢の女子高生のお姉さん達3人に船長がナンパされたんです。3人にとり囲まれて、「ねぇ君!時間ある?一緒に行かない?」「えっ!ぼ、ぼ、ぼく〜。」「ねぇ一緒に行こうよ!」赤面する船長であった。このお姉さん達について行ったら、あんなこともこんなことも!!船長のこころは桃色吐息〜。ついて行こうとしたらクラスの女の子に「何やってんの!怒。」と云って船長の腕を引っ張って連れて行かれました。そんな事もあったなぁ。

おバカな話に付き合ってくれて、ありがとう!


風呂入ったか?明日の予定は?忘れ物するな!
では、ごきげんよう。