-------- ロックギター ぱく船長 -------
ぱく船長・リズム編/リズム・クルーズ・備忘録 3
成毛さんのビデオ「Dr.シーゲル よい子のロックギター・リズム編」より
STRAIGHT 8THS
ロックで最もよく使われるリズムがストレイト・エイツです。
ストレイト・エイツは、等間隔で弾きますから、一見、三連の中抜きよりも易しいような気がしますけれども、
Groove を出すのは、シャッフルよりも難しいんです。ですから、初めは、まずシャッフルを練習して
ある程度シャッフルのGroove が出せるようになってから、ストレイト・エイツの練習をします。
また、ストレイト・エイツは、時代によってGroove が少しづつ変わって来ていまして、
テンポやフレーズによって色んなGroove があります。
(2008年11月26日(水)「ビート理論・ビート ベクトル」3 参照
)
で、これを全部説明するととんでもない長い話になってしまいますから、
ここでは一応、代表的なものを説明します。
まず、BEATの打ち方は、シャッフルの時のように、左手を上に持ってきてアップビートも音を出すようにすると
「タ タ タ タ タ タ タ タ」と、こう云うように等間隔で打ちます。
そして、タイムリーディング(time reading)は、やはりアップビートのところに「AND」を入れて等間隔で、
ワン エン ツー エン スリー エン フォー エン(ONE AND TWO AND THREE AND FOUR AND)と数えます。
GIFアニメーションで、パラパラ漫画みたいに動きがみれます。以下をクリック!
タイムリーディング・GIFアニメーション
Windows Vista では、標準添付のフォトビューワで表示されないようですから、分割画像も載せます。

日本語で言う場合は、「い ち に い さ ん し い」と言ったり、
アップビートのところに「ト」を入れて「イチ ト ニイ ト サン ト シイ ト」と言ったりします。
勿論、これもGroove の感じを覚えるための練習の仕方であって、
いつもこうやって弾かなければいけないという意味ではありません。
また、身体の乗り方もダウンビートで身体が下へ沈んで、アップビートで体が上へ上がる。
これが等間隔で ワン エン ツー エン スリー エン フォー エン と取ります。
次に、ピッキングなんですけども、ストレイト・エイツのピッキングの仕方は基本的に2種類あります。

勿論、これはソロの場合では無くて、リズムフレーズを弾く場合の話です。
ひとつは、一拍ごとにダウン・アップとオルタネイトでひく弾き方で、(画像 A 参照)
こういう風に等間隔で弾きます。そうするとダウンビートのところは、ピックもダウンストローク、
アップビートのところは、ピックもアップストロークになりますから、
BEAT の打ち方とピックの動きが同じになります。
つまり、ピックを持つ手は、BEAT を打つのと同じ動きをするわけです。
ということは、身体で取る時もダウンビートで身体が沈む時にピックもダウンストローク、
アップビートで身体が上へ上がる時に、ピックもアップストロークになって
(成毛氏、演奏)こういう風になります。(画像 A、譜面・�技仮函砲海譴蓮�非常に分かり易いですね。

次に、もうひとつのピッキングの仕方は、全部ダウンストロークで弾きます。
(成毛氏、演奏)こういう風に弾きます。(画像 B 、譜面・�供∋仮函�
これは、ずっと同じことをやっていますから、手先だけで弾くと無表情でアクセントもグルーヴも
無くなってしまい易いんで、身体でしっかりとBEAT を取ることが大切です。
この場合、最初のダウンビートは、ピックもダウンストロークですけども、
次は、アップビートでピックはダウンストロークと身体の動きとピックの動きが逆になります。
そして、次はまた、ダウンビートでダウンストローク、その次は、アップビートでダウンストロークと、
身体の動きとピックの動きが交互に同じになったり、逆になったりします。
これによって、うねるようなGroove が出てきます。
ところが、これは、初めは身体がアップビートでピックはダウンストロークと云うのがやり難くて・・・
(成毛氏、実演)・・・と云うように、二つ目のピックのダウンストロークが済んでから、
身体が上へ行くようになっちゃうことがあります。
これでは、ストレイト・エイツのGroove になりませんから、
そう云う場合は、ひとつひとつゆっくりと練習することが必要です。
それには、ワン エン ツー エン スリー エン フォー エン と声を出して
タイムリーディングしながらやります。
そして、ワン ツー スリー フォー のところがダウンビートでダウンストローク。
エンドのところがアップビートでダウンストロークですから、
ワン(身体ダウン・ピックダウン)
エン(身体アップ・ピックダウン)
ツー(身体ダウン・ピックダウン)
エン(身体アップ・ピックダウン)
スリー(身体ダウン・ピックダウン)
エン(身体アップ・ピックダウン)
フォー(身体ダウン・ピックダウン)
エン (身体アップ・ピックダウン)
というように練習します。
また、立って弾く場合、ダウンストロークでは、ひざを折って、
ほんのちょっとで良いですから、身体が下へ沈むようにします。
そして、次のアップビートでそのひざが伸びて身体が元へ戻る。こうやって弾きます。
つまり、身体で乗ると云うのは首だけ振るのでは無くて、ひざの屈伸を使って、
腰から上、全部がダウン・アップするんです。これは、シャッフルの場合でも同じで・・・・・
こういうように腰から上、全部がダウン・アップして弾きます。
そうすると、ひとつひとつBEAT が強調されて、よりGroove が出るようになります。
そして、ドラム、ベース、ギターとみんなの身体の動きがぴったり揃うと、
より強力なGroove になって客席で観てる方も段々つられて一緒に身体が動くようになってきます。
こうして、何千人、何万人という観客の身体がぴたっと揃って動くようになった時、
そのコンサートは乗ったと云うんです。実際、ステージで演奏してて、
何千人という観客の身体が自分とぴったり合って動くようになると、
もうゾクッとなって、鳥肌が立つような感じになります。この時、ロックをやってて良かったと思います。
ところが、日本人には、このひざを折って身体が沈むというのは、なかなか難しいんで、
普通10人の内8人か9人はこれが出来ません。
そして、ダウンビートのところで身体が上へ伸び上がって、アップビートのところで、
それが戻るという逆の動きになっちゃうんです。
これでは、あべこべで、ダウンビートで身体が下へ沈んで、次のアップビートでそれが戻る。
という動きが出来ないといけないんです。
ただし、実際には、色んな曲がありますから、曲によっては上へ伸び上がって取ることもありますし、
わざと、変則的な弾き方をすることもあります。
ですから、上へ伸び上がっちゃいけないということではありませんけども、
上へ伸び上がる方しか出来ないというんじゃ駄目なんです。
あくまでも、ダウンビートで身体が下へ沈むのが基本であって、
これが出来た上で、曲によっては、逆に取ることもある。ということです。
「もう少し説明(欧米人と日本人の歩き方の違い等)がありますが、ここでは省略致します。」
------ 成毛さんのビデオ「Dr.シーゲル よい子のロックギター・リズム編」より ------
それでは、身体を使ってのリズム訓練
で説明したように、
シャッフルからでは無く、ここではあえて逆のアプローチを取ります。
Straight 8ths
動画が見れない方はこちらをクリック!
Start the Windows
Media Servicespresentation in the stand-alone player.
動画では、とりあえず「八分のノリの4ビート」と「十六分のノリの8ビート」を交互に弾いていますが、
練習の時は、初めに「八分のノリの4ビート」だけをやって4つのビートに乗る感覚をつかんでください。
身体のダウン・アップとピッキングのダウン・アップが気持ちよくシンクロするように、
5分、10分、時には30分以上続けてください。
(譜面のパターンは、参考までに・・・。自分の好きなリフで構わないと思います。)
成毛さんの説明にもあるように、ひとつひとつゆっくりと練習することが肝心です。
最初は、なかなかうまくいきませんが、続けていく内に身体のダウン・アップとピッキングのダウン・アップが
だんだん合って来て、不思議と気分も高揚し、4つのビートに乗る感覚がつかめてきます。
そうしたら、次の段階として、十六分のノリの8ビートをやってください。
この場合、身体は4ビート、ピッキングは8ビートと云うことになりますが、片方に釣られることなく、
身体のビートと、ピッキングのビートの両方をしっかりと意識して訓練してください。
身体のビートと、ピッキングのビートのコンビネーションが取れてくると、
これもまた、不思議と気分が高揚してくるのが分かると思います。
このような動きの訓練を積むことによって、身体でビートに乗る感覚をつかんでしまえば、
ステージ上でも、いつも必ずひざを折って身体でビートを表現しなくても(勿論、やって構いません。)
頭の中で身体のダウン・アップのビートのイメージがあれば、
ピッキングの動作のダウン・アップのビートとシンクロさせることが容易になってきます。
身体のダウン・アップのビートのイメージは、実際に自分の身体でビートに乗る訓練をやらないと、
より明確・鮮明なイメージとはなりません。(単に頭だけで考えるイメージでは駄目なのです。)
ですから、鏡の前で全身を映して、身体のダウン・アップと
ピッキングのダウン・アップを見ながら訓練するのも、良い方法です。
尚、これは、ビートに乗るリズムの訓練ですから、メトロノームは使わないでください。
(メトロノームの話は、2008年11月6日(木) 参照)
音としてのビートではなく、身体のダウン・アップのビートの動きと
ピッキングのダウン・アップのビートの動きをシンクロさせることでリズムのノリを感じる訓練です。
そう云った意味で、次のwalk to the rhythm training (W R T) も有効な訓練となります。
(ビートは、目に見えないもの、耳に聞こえないもので、本来、身体で感じるものなのです。)
Walk to the Rhythm Training (W R T)
船長考案・特許出願中かな?
歩くという身体を使うことでビートを感じて、同時に右脳の開発を目指す訓練です。
普段、何気なく普通に歩くテンポで、その一歩を「四分音符・一拍・ワンビート」と考えて、
「タ タ」と「八分音符を二つ数えて」それが一歩になるように歩いて行きます。
これもストレイト・エイツ(ストレイト・フィール)での訓練です。
慣れないうちは、一歩に対して「タ タ」と八分音符二つを合わせようとしてしまうのですが、
これは、歩く一歩の方に意識が強すぎて、一歩を二つに分けてしまう感じになってしまいます。
そうではなくて、「タ タ」と二つで、自然と一歩の歩みになるように意識を変えて欲しいのです。
つまり、ここが肝心で「タ タ」と八分音符二つを数える意識の方を強く持ってください。
頭の中で、「タ タ」と二つ数えてそれが一歩になるように歩きます。
踏み出す一歩、一歩は、あまり意識せず、そのまま歩みを進めてください。
始めは、止まった状態で一小節分程度、頭の中で「タ タ タ タ タ タ タ タ」と数えながら
ビートに合わせるダウン・アップをイメージしてから、歩き出します。(タ タでワンビート)
小節感覚は、一歩づつのビートのダウン・アップ、4つで一小節となりますから(簡単に云えば4歩)
それを、4つ合わせることで一区切り・四小節感覚をつかんでください。
これら頭の中では、「タ タ タ タ タ タ タ タ」の八分音符のイメージ意識と、
「タ タ」でダウン・アップのビートを4つ数える小節イメージ意識と、
意識した小節を、4つ合わせるイメージ意識と、
全てイメージでつかまないと、いちいち数えていたのでは、実際、演奏になりません。
こう云ったイメージを複数一度に持つことは、右脳を使わないと出来ません。
ですから、自然と右脳の訓練にもなります。
頭の中で、「タ タ」と二つ数えてそれが一歩になる感じがピッタリくると、
これもまた、不思議と気持ちが良くなってきて、歩きに「弾み」が付く感じがします。
まぁ、乗ってくる感じですね。その感じを楽しむようにしばらく歩いてください。
街なか、人ごみの中でやるのは、人にぶつかったりして危険ですから、
公園などで、安全に歩いてください。
歩く時間は、乗ってきてからしばらく歩きますので、15分から30分程度で。
繰り返しますが、一歩が、タ タ 二つでは無く、タ タ 二つで一歩と意識してください。
面白いことに、意識が違うとリズム(この場合は歩み)のノリが出てきません。
リズムは、アクセントや小節等で作り出されるの音の集合体です。
私たちは、左脳的に(デジタル)分ける(分離)することは得意なのですが、
合わせることが、うまく出来ません。(連続性)
歩きながら、一歩に意識を持って タ タと二つに数えることは、
一歩、一歩がデジタル的に分離・独立して、歩みの連続性(ノリ)が失われてしまいます。
なので、この訓練も、同じ事をやっているようでも意識の持ち方で、成果が出る、出ないがあります。
また、ある程度出来るようになってきたら、
次は、16分音符で、タタタタで一歩として同様に歩きの訓練をしてください。
それと、自分の好きな曲を「頭の中で再生して」、その音楽とシンクロさせるように
この W R T の訓練をやるのも楽しいです。(ヘッドホンで音を聴いてはいけませんぞ。)
(ワタシは、BON JOVI の曲、LIVIN' ON A PRAYER や BAD MEDICINE 等、好きですなぁ。がはは)
あとは、色々工夫して、ピッキングのダウン・アップのストロークを入れたり、八分、十六分音符織り交ぜ、
シンコペーションや四小節目にドラムのフィルイン等、歩きながら頭の中で楽しくやってください。
シャッフルでの訓練もお忘れなく・・・。
それでは、健闘を祈る! by船長。
Copyright (c) 2014 Captain.paku All rights reserved.